大リーグの「盗塁王」、リッキー・ヘンダーソンさんが死去 65歳

ニューヨーク=中井大助

 大リーグ史上最多の1406盗塁を記録し、「史上最高の先頭打者」「盗塁王」と呼ばれたリッキー・ヘンダーソンさんが死去したと、大リーグ機構(MLB)が21日、明らかにした。65歳だった。死因などは明らかになっていない。

 1958年、シカゴ生まれ。79年にアスレチックスでデビューし、25年にわたって計9球団でプレーした。俊足に加え、積極的な走塁で知られ、82年には1シーズン最多となる130盗塁を記録した。通算の1406盗塁は、2位に467の差をつけている。

 パワーもあり、通算で3055安打、297本塁打を記録。通算の2295得点も歴代最高だった。90年にはアメリカン・リーグの最優秀選手(MVP)に選ばれ、2009年には米国の野球殿堂入りを果たした。

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この記事を書いた人
中井大助
ニューヨーク支局長
専門・関心分野
アメリカの社会、政治、文化