「頼政権の重点、中台関係ではなく…」 台湾専門家がみる政権半年
台北=高田正幸
中国が「独立派」として警戒してきた台湾の頼清徳(ライチントー)総統が就任して11月20日で半年が経ちました。この半年の中台関係は台湾の専門家の目にどのように映ったのでしょうか。淡江大学両岸関係研究センターの張五岳主任に話を聞きました。
――頼氏が就任してから半年間の中台関係の変化をどうみていますか?
(中台関係にとって)大切な出来事が二つありました。5月20日の就任式と、(建国記念日に相当する10月10日の)双十節の式典での頼氏の演説です。中国はいずれも直後に軍事演習を行いましたが、これらの反応はいずれも想定内でした。
「半年」で見えた頼氏の対中姿勢は
頼氏が何を語ろうが、言葉や…
- 【視点】
良いインタビューで一読の価値ありです。 頼清徳氏の両岸政策について、張先生は一つの定見を示しています。もちろんこれ以外の解釈も可能ですが、頼清徳氏は結構に穏当なアプローチをしています。双十節の演説は、両岸が「互いに隷属しない」など踏み込ん
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