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　ロシアのウシャコフ大統領補佐官は23日、来年5月9日の対独戦勝記念日の軍事パレードに北朝鮮が軍を派遣するかと問われ、「そうだと思う」と答えた。インタファクス通信が伝えた。来年は戦勝記念80周年の節目にあたり、ウクライナ侵攻を続けるロシアは、北朝鮮との軍事協力の強化を内外に誇示することになる。

　対独戦勝記念日の軍事パレードは最大規模のもので、モスクワの赤の広場で開かれ、プーチン大統領も出席する。中国やインド、旧ソ連諸国の兵士らが参加したことがある。

　ウシャコフ氏はまた、「多くの国に招待状を送った。行事は非常に立派なものになるだろう」と期待した。すでに欧州連合（EU）加盟国スロバキアのフィツォ首相やセルビアのブチッチ大統領が参加を表明している。

　ロシアと北朝鮮は今月、相互の軍事支援を定めた包括的戦略パートナーシップ条約を発効させた。北朝鮮はロシアに弾薬などの兵器を供給しているほか、ウクライナや韓国、米国の発表によると、1万人を超える兵士も派遣している。