「原因はバードストライクと断定できない」 航空評論家の青木謙知氏

有料記事

聞き手・佐藤達弥
[PR]

 韓国南西部・全羅南道の務安(ムアン)国際空港で胴体着陸した済州航空の旅客機が炎上した事故で、現地当局は鳥が衝突するバードストライクなどが原因として推定されると説明しました。しかし、航空評論家の青木謙知(よしとも)さんは朝日新聞の取材に対し、現段階での原因断定に慎重な見方を示したうえで、複合的な原因だった可能性もあると指摘します。

 現地からの映像では、当該機は着陸時に車輪が出ていなかった。現地の消防当局は事故の原因として「バードストライクなどが推定される」と説明しているという。しかし、車輪が出なかったこととバードストライクとの間に直接の因果関係はない。

 まず、事故を起こしたボーイ…

この記事は有料記事です。残り464文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
佐藤達弥
国際報道部
専門・関心分野
昭和史、ジェンダー、中東・ロシア