「原因はバードストライクと断定できない」 航空評論家の青木謙知氏
聞き手・佐藤達弥
韓国南西部・全羅南道の務安(ムアン)国際空港で胴体着陸した済州航空の旅客機が炎上した事故で、現地当局は鳥が衝突するバードストライクなどが原因として推定されると説明しました。しかし、航空評論家の青木謙知(よしとも)さんは朝日新聞の取材に対し、現段階での原因断定に慎重な見方を示したうえで、複合的な原因だった可能性もあると指摘します。
現地からの映像では、当該機は着陸時に車輪が出ていなかった。現地の消防当局は事故の原因として「バードストライクなどが推定される」と説明しているという。しかし、車輪が出なかったこととバードストライクとの間に直接の因果関係はない。
まず、事故を起こしたボーイ…
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