三菱商事の財団、「震災復興ワイナリー」郡山市へ寄付 事業が軌道に

有料記事

宮崎健
[PR]

 東日本大震災からの復興に向け、三菱商事グループの財団が福島県郡山市で10年前から運営してきたワイナリーの施設を、3月末に同市へ寄付する。一時的な支援でなく、持続的な事業を育てる取り組みが、軌道に乗ったためだ。4月からは、地元に拠点を持つ企業が運営を引き継ぐ。

 「ふくしま逢瀬(おうせ)ワイナリー」は2015年、三菱商事復興支援財団が約9千平方メートルの市有地を借りて設立。ワインの醸造設備に加え、ブランデーなどをつくる蒸留器を備え、ショップも併設する。投資額は13億円にのぼる。

 めざしたのは、果物の生産・…

この記事は有料記事です。残り736文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
宮崎健
経済部
専門・関心分野
企業・財界