第10回東京・豊洲の高層マンションから狙うはUFO 受け継がれるUFO愛

有料記事宇宙∞

西田有里
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 東京都江東区豊洲にある高層マンションの39階。眺望のいい窓に設置された2台のカメラが24時間365日、空を撮影している。狙っているのは、UFO(未確認飛行物体)だ。

 カメラの持ち主は、元エンジニアの北島弘さん(69)。撮影された1秒あたり30コマの画像は、2台のパソコンに自動的に取り込まれていく。鳥や飛行機は原則記録しないよう設定してあり、前後のコマをリアルタイムで比較することで、飛行物体を感知する自作の装置「SID(シド)―1」だ。

 北島さんは幼いころからUFOに関心があり、10代の頃には自ら研究会を立ち上げた。「地球上にもまだ未知のものはある。UFOはいない、とは言い切れないはず」と考えてきた。

連載「宇宙∞ムゲンダイ」

人が初めて月に降り立ってから半世紀、人類は再び月に向かおうとしています。宇宙開発やビジネスも加速し、宇宙への注目が高まっています。遠いようで近い宇宙。東京を主な舞台に、無限に広がる物語を紹介します。今回は、UFOをめぐるストーリーに迫ります。

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