米国出身、めい・シモネス 日本語で歌って見つけた「自分のボイス」

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野城千穂
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 日本人の母とアメリカ人の父の間に、米ミシガン州で生まれた24歳のシンガー・ソングライターでギタリストの、めい・シモネス。2022年からニューヨークを拠点に、音楽活動を本格化した。日本語と英語を織り交ぜた歌詞や、ジャズ、ボサノバ、Jポップなどを融合した独特の音楽性が評判だ。

 幼い頃は夏休みに日本に行き、祖母の家で過ごすのが恒例だった。双子の妹と小学校で授業を受け、日本の友達もできた。

 昨年発表した「Kabutomushi」はそんな日々を描きつつ、今は亡き祖母に捧げた1曲。憂いを帯び、ささやくような日本語の発音と、ギターの音色が柔らかく響き合う。

 小さい頃はロックのギタリストを目指したが、高校でジャズに夢中になった。名門バークリー音楽大学でジャズギターを学んだ。

 中学生の頃から作曲もしてい…

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この記事を書いた人
野城千穂
文化部|音楽担当
専門・関心分野
音楽、舞踊