法政大の教室に響いた「キャー」 散り散りに逃げる学生「怖かった」

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御船紗子 岡田昇
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 法政大学多摩キャンパス(東京都町田市)で10日に起きた傷害事件。現場となった教室内にいたという学生が朝日新聞の取材に応じ、当時の状況を振り返った。

 午後4時前、社会学部棟2階の大教室。社会学部2年という女性(20)は100人ほどが授業を受ける大教室の右後ろに座っていた。

 「キャー!」。いきなり、自身の座る席から左側の方向からそんな女性の叫び声が聞こえた。目をやると、周りの学生が散り散りに走りながら、逃げ始めたのが見えた。逃げる人のなかには、顔に血がついた女性もいたという。

 女性はわけがわからないまま…

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この記事を書いた人
御船紗子
東京社会部|サイバー担当
専門・関心分野
サイバー、居場所、文化の継承
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    末冨芳
    (日本大学文理学部教授)
    2025年1月11日9時48分 投稿
    【視点】

    【被害者の負傷や学生のショックも悲しいです、加害者の孤立も悲しいです】被害者の方や同室の学生さんの受けた心身の傷のことを思うと、言葉もありません。大学の学習や心理的ケアのサポートがしっかり受けられますように、そして早いご回復をと願っています

    …続きを読む