盗品と知りつつ銅線ケーブル買い取った疑い 埼玉の買い取り業者逮捕

恒川隼 山田みう
[PR]

 盗品と知りながら銅線ケーブルを買い取ったとして、埼玉県警は15日、埼玉県加須市戸崎の買い取り業者「梅山金属」の代表取締役で中国籍の呉忠元(ウージョンユァン)容疑者(41)=東京都江東区=を盗品等有償譲り受けと組織的犯罪処罰法違反(犯罪収益の収受)の容疑で逮捕し、発表した。「盗品とは分からなかった」と容疑を否認しているという。

 捜査3課によると、呉容疑者は2024年8月1日午前7時半~同8時5分ごろ、銅線ケーブル3本(計約204万円相当)を盗品であると知りながら買い取った疑いがある。

 県警はこれまでに、24年8月1日未明に茨城県土浦市のプラスチック製品製造工場から銅線ケーブルを盗んだとして、カンボジア国籍の男3人を逮捕している。

 このうち1人の男の自宅から、銅線ケーブルを約72万円で買い取った伝票が見つかったという。防犯カメラの映像や3人の供述などから、県警は盗品と把握しながら買い取ったとみている。3人の中には梅山金属に20件近く盗品を売却したと話している者もいるといい、県警は余罪を調べている。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
山田みう
さいたま総局|高校野球・県警担当
専門・関心分野
教育、文化