(大志 藤井聡太のいる時代)八冠編:2 運命の一局、西山朋佳が見た「怖い」藤井

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 もし、あの勝負に敗れていたら彼が時代に与えた光彩は少し異なるものになっていただろう――。そのように思える分岐点の一局が藤井聡太には数多くある。けれど彼は、乾坤一擲(けんこんいってき)の勝負を必ず制して寵児(ちょうじ)となった。将棋の神に与えられた宿命を忠実に遂行するように。

 2016年9月3日…

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