三つの聖地トップ集い来月シンポ 世界遺産登録20周年で参加者募集
世界遺産登録20周年を記念して、「紀伊山地の霊場と参詣道(さんけいみち) その歴史・信仰・魅力、そして未来を語る」をテーマにしたシンポジウムが12月7日、和歌山県九度山町の町ふるさとセンターで開かれる。
大阪城天守閣の元館長で歴史学者の北川央さんが企画し、コーディネーターを務める。北川さんの専門分野は近世庶民信仰史で、九度山・真田ミュージアムの名誉館長にも就いている。
パネリストは、熊野本宮大社(和歌山県田辺市)の九鬼家隆宮司、天台寺門宗総本山三井寺(大津市)の福家俊彦長吏、高野山真言宗総本山金剛峯寺(和歌山県高野町)の藪邦彦・高野山執務公室長の3人。福家長吏は、吉野・大峯を舞台とする修験道の本山の代表としての位置づけだという。
北川さんは「世界遺産を構成する熊野三山、吉野・大峯、高野山という三つの聖地のトップ級が勢ぞろいするのはめったにない機会。歴史や信仰の神髄のみならず、それぞれの聖地が抱える課題や、将来を見据えた解決策についても論じ合っていきたい」と話している。
司会は元宝塚歌劇団宙組の朝宮真由さん。オープニングアクトとして小嶋桂さんのピアノ、安積郁子さんのバイオリンの演奏もある。
参加費無料、事前応募制で定員250人。11月22日必着で、QRコードやはがき、ファクス(0736・54・4670)での申し込みが必要。応募多数の場合は抽選。問い合わせ先は九度山町役場内の高野町・九度山町世界遺産登録20周年記念事業実行委員会(0736・54・2019)。
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