SNS選挙「参院選への影響心配」 村上総務相が対策の必要性を強調

鬼原民幸
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 村上誠一郎総務相は19日の参院総務委員会で、SNSでの虚偽情報の拡散などが選挙戦においても問題化していることを念頭に、来年の参院選も見据え、早急に対策を講じる必要性を強調した。

 立憲民主党野田国義氏の質問に答えた。村上氏は「SNSの影響力は我々の想像以上に大きいものだ」と指摘。「広範に、あっという間に広がるものを選挙期間中に抑えるということは非常に難しい」として、現行の公職選挙法では対応しきれていないとの問題意識を示した上で、「言論の自由と、選挙の自由を担保しながら対応しないと、来年の参院選には大きな影響が出てくるんじゃないかと心配している」と語った。

 SNSの選挙戦への影響については、11月の兵庫県知事選や名古屋市長選などで虚偽を含む情報が拡散し、有権者の投票行動に大きく影響したのではないかとの指摘が出ている。

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この記事を書いた人
鬼原民幸
大阪社会部|社会サブキャップ
専門・関心分野
国内政治、外交安全保障、社会保障政策
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    鳥海不二夫
    (東京大学大学院教授=計算社会科学)
    2024年12月19日15時24分 投稿
    【提案】

    YouTube動画やXでの情報の拡散が選挙に与える影響が注目されています. 既存のメディアでは様々な制限から,選挙期間中に皆が求める情報を提供しきれていない状況から,ソーシャルメディアの情報に流れ,その結果真偽があいまいな情報に触れ,それを

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