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＊ では、次のような短歌はどうか。 《「こんなのは女の喰うもの」と言いながら父は板チョコむしゃむしゃ食べる》 織部壮（穂村弘『短歌ください 双子でも片方は泣く夜もある篇〈へん〉』から） こち… …[続きを読む]
2025年1月9日5時0分
バラバラのバナナはバナナ？ 謎めく思い込みと常識の間の絶妙な加減
■言葉季評 歌人 穂村弘さん 先日、新聞の短歌欄でこんな作品に出会った。 秋晴れに父の科白を思い出す「コタツは文化の日に出すんや」と 田畑秀樹「日経歌壇」 へえ、と思った。これは…
2025年1月8日17時00分
（フロントランナー）歌人・木下龍也さん 驚くような短歌が読みたい
始めたのは２３歳の時だ。コピーライターになりたくて養成講座に通ったが挫折。すがるような気持ちで通った本屋で出会ったのが、穂村弘さんの歌集「ラインマーカーズ」だった。たった３１音で鮮明な映像が浮…
2024年11月2日3時30分
（フロントランナー）木下龍也さん 「遠回りするから見える景色がある」
（１面から続く） ――短歌を始めたきっかけは投稿だそうですね。 好きになった歌人・穂村弘さんが雑誌「ダ・ヴィンチ」に投稿欄「短歌ください」を持っていて、いつでも送れる状況でなかったら、たぶん…
2024年11月2日3時30分
「ん」でも続く？ しりとりの永遠 令和の「る」って？ 穂村弘さん
■言葉季評 歌人 穂村弘さん 自宅からバス停までの道が、小学生の通学路になっている。先日、すれ違いざまに、ランドセルを背負った子どもたちの会話が耳に飛び込んできた。 「るー、るー、るー、ルッコ…
2024年10月3日6時00分
「ずぼら」バズった歌人・岡本真帆 迎えたスランプ、心機一転故郷に
クラッカー夜の電車は静かに揺れて》■なぜ「犬」を詠む？――そもそも短歌を始めたきっかけは 大学の図書館で見つけた雑誌で、穂村弘さんが投稿された短歌を講評する企画を見つけて。それを見たとき、「す…
2024年7月10日12時00分
（大志 藤井聡太のいる時代）名人編：１１ 熱烈歓迎「新聖地」、苦手なキノコを前に…
将棋。しかも話題の中心は藤井で、藤井のイラストも。見せると、藤井は「あっ、穂村先生ですね……」。コーナーを担当する歌人の穂村弘さんを承知している様子。決して将棋だけではない、藤井の博識ぶりに感…
2024年7月7日5時00分
心の誤作動が求める間違い電話に迷惑メール 泥棒も歓迎 穂村弘さん
■言葉季評 大学生の頃、私は年に数回、一人暮らしの祖母を訪ねていた。ある日、いつものようにアパートに行ったところ、先客がいた。それが二人組の若い外国人男性だったから驚いた。流暢（りゅうちょう）…
2024年7月4日5時00分
英霊は「英国の幽霊」？ 新婚「むんむん」 世界像の消失に抱く怖れ
■言葉季評 穂村弘さん こんな短歌を見たことがある。 英霊を英国の幽霊と問ふ若者の顔まじまじと見つ 吉田鱒石 若者の問いにショックを受けたのだろう。英霊とは戦死者の霊を敬ってい…
2024年4月4日6時00分
今では信じられない(呼)電話 生身の他者は遠のいて 穂村弘さん
■言葉季評 歌人 穂村弘 一昨年、引っ越しをした時、新しいご近所に挨拶（あいさつ）に行くべきかどうか迷った。一人暮らしの部屋などに勝手に押しかけるほうが非常識という意見もあるからだ。時代と…
2024年1月10日6時30分
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