高島屋の崩れたケーキ807個に 冷凍期間を2週間→1日へ大幅短縮

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上地兼太郎
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 高島屋がネット販売した冷凍のクリスマスケーキが崩れた状態で購入者に届けられた問題で、同社は27日、販売した2879個のうち崩れていたのは26日夜時点で北海道から沖縄までの807個にのぼると発表した。製造後の冷凍期間を昨年の2週間から今年は約1日に大幅に短縮したことも明らかにした。ただ原因については「特定は不可能」と結論づけた。

 この日、東京都内で記者会見を開いて明らかにした。会見の冒頭、横山和久専務は「多くのお客さまの期待を裏切る結果となったこと、多くの消費者に心配をかけたことを深くおわびする」と陳謝。製造工程でのサンプル検査や配送時の温度管理体制に問題はなかったという。購入者からの問い合わせや苦情は、26日夜時点で1207件。

 ケーキはフリル状のクリームが特徴のイチゴのショートケーキで、埼玉県羽生市の菓子メーカー「ウィンズ・アーク」が製造し、高島屋がネット通販限定商品として税込み5400円で予約販売ヤマト運輸が今月22~25日に冷凍状態で配送することになっていた。ただ購入者に届いた時点で溶けて崩れていたものや、崩れた状態で冷凍されていたものもあったという。

「事前の実験では、ケーキの冷凍は保たれていた」

 高島屋によると、ウィンズ社…

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この記事を書いた人
上地兼太郎
経済部兼北海道報道センター|北海道農業・経済・電力・JR北海道
専門・関心分野
デジタル分野、北海道