万田酵素、HB101の効能を検証する(3) 直前の準備

いよいよ各プランターに所定の効果を発揮する成分を配合した潅水(施肥)を行います。しかし、実際にやろうとするとまだまだやるべきことが出てきました。以下に列記します。



(1)当面の間の潅水: しばらくの間は、評価用のサボテンは植え替え直後ですので施肥は逆効果のようです。よって、半月の間は鉢表面用土が完全に乾いた段階で”水道水”を与えます。



(2)プランターの表示: 同じようなプランターが10個並んでいるだけで大変見分けがつき難いので、間違い防止のためプランター前面の見やすい位置に”表示”をしました。例えばこんな具合。           Dscn2658                 上の画像のプランター(番号を振り、「I」としました。)は、赤玉単用の用土(下表用土A)であり、潅水は「肥料なしの水」を施せば良いことになります。



Dscn2662
また、このプランターVは、用土が私の標準栽培用土(下表用土C)であり、潅水は1000倍に希釈した万田酵素を施せば良いということになります。

(3)各成分の濃度設定: 各成分の濃度は、単用の場合各メーカー推薦濃度の中央値付近に設定しました。                                             1 ハイポネックス(2000倍)



2 万田酵素(1000倍)



3 HB101(5000倍)



問題は、例えばハイポネックス(HY)と万田酵素(MK)の両者を含む液です。単純にHY2000倍液と、MK1000倍液とを混合してしまうと、お互いの液が相手成分を薄め合ってしまい、混合液の濃度は両成分とも所定の濃度より低いものになってしまいます。両成分は、それぞれ独立した作用効果を有しているものと考えられますので、混合液でもHY2000倍、MK1000倍の濃度であるべきです。




 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 







































































プランター  用土潅水
I   A
II   B
III   C
IV   Cハイポネックス(HY
V   C万田酵素(MK
VI   CHB101HB
VII   CHY+MK
VIII   C    MK+HB
IX   CHY+HB
X   CHY+MK+HB


















用土のレシピ
A:赤玉単用
B:赤玉(40)+軽石砂(40)+鹿沼土(15)+ゼオライト(5)
C:赤玉(30)+軽石砂(30)+ゴールデン培養土(20)+鹿沼土(15)+
ゼオライト(5)牡蠣殻+薫炭+マグアンプ+オルトラン顆粒


これを貫徹するためには、プランターIV~Xにそれぞれ与えるべき7種類の成分/濃度を有する液を水遣り(施肥)の度に用意しなければなりません。しかし、毎回濃度調整するのは現実的ではないので、事前に作り置きをすることにしました。取り敢えず2Lのペットボトルを多数用意しました。まだ1本足りませんが…。               Dscn2657

作り置きについて気になる点は、成分の変質です。緑変や、万田酵素の変色等が考えられます。これらは目視でわかりますので、そうなった時点で廃棄(庭木にやります。)して、作り直すことにします。



各プランターに評価用サボテンを植えたのが5月22日でしたので、初回の潅水(施肥)は6月10日前後から行う予定です。



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接木はサボテン界のタイムマシンです。

電磁波吸収サボテン(セレウスフェアリーキャッスル)の台に黒王丸のカキ子を接いだ件、過去のいきさつです。



5月1日:電磁波吸収サボテンの台に黒王丸のカキ子を接いでみました



5月16日:電磁波吸収サボテンの台に接いだ黒王丸のカキ子が活着しました



ほぼ2週間ごとの更新です。日々の変化がほとんどわからないサボテンにおいても、この接木ではそれだけ変化が大きいということです。



百聞は一見に如かず。



4月15日の接木直後        Dscn7763


1ヶ月半経過した今日の姿  Dscn2277

緑色の部分がこの間に成長した部分であると思われます。体積は約2倍になりました。台木セレウスがこの2年でかなり大きく成長していたので、穂の部分に充分に養分供給しているのでしょう。そして、セレウスと黒王丸の組み合わせの相性が殊のほか良いのかもしれません。Dscn2273



昨日も触れました黒王丸の見所である球体表面に吹く「白粉」については、あまり望めそうにませんが、成長した姿を短時間で見ることができる点において、平均寿命まであと20年にも満たないジイさまにとり心強い手法であることには間違いありません。いわば、サボテン界の「タイムマシン」ですね。 



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黒王丸が吹く黒刺と白粉

黒王丸の魅力はその球体から吹き出す黒刺と白粉であると言われています。しかし、これまで成長速度重視で来た私の温室の黒王丸は、貧弱な飴色の刺と鮮やかな緑色の上にうっすらと纏う白粉で、種本来の魅力からは程遠いものでした。       



薄々と気づいていたのですが、その原因は遮光の強すぎと水遣り過多。そこで、思い切って日焼け覚悟で素ガラス下に鉢を移動しました。効果はてきめんです。              Dscn2119Dscn2120

刺色は今一ですが球体表面を覆う白粉は明らかに厚くなったように見えます。強烈な陽光から身を守るため体表面に日焼け止めのおしろいを吹いているようにも見えます。



今年の夏はなるべく扇風機の風が当たり、かつ陽光が充分にあたる様管理してみようと思います。秋までにどんな美白美人が出来上がっていることでしょうか。

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成長点がどこかに行ってしまった亀甲牡丹実生接ぎ苗

昨年秋に電磁波吸収サボテンセレウスの台に接いだ亀甲牡丹の実生接ぎ苗、半年と少しの時間を経てだいぶ大きくなりました。(過去の経過は、リンクを遡ってご確認いただけます。)    Dscn1874_2Dscn1873Dscn1875_2

楕円形の本体周囲に疣がランダムに発生しており、その中心部は河童の頭の皿のように禿げています。成長点らしきものは見当たりません。



さすがに穂の成長は速く、同期実生苗の5~10倍程の体積に成長しました。しかし、私は亀甲牡丹になることを期待していたわけで、この様な訳の分からぬものは予想外のことでした。花でも咲かせれば面白くなってくるのですが…。



台木はやはり電磁波吸収サボテンセレウス、根元からどんどん子吹きます。見つける度にカッターナイフで削ぎ落としています。



実生をしているといろいろ面白いことがありますが、接木でも予想外のことがいろいろ起こりそうで、サボテン栽培の楽しみがまた一つ増えそうです。

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復活を目指す「黒刺鳳頭」

その黒くて太い刺に魅せられて2013年春にネットオークションで入手したギムノカリキウム属の「黒刺鳳頭」。   Dscn1306

その後、成長点付近に茶膜が張って成長を停止してしまいました。         Dscn1837
原因はダニのいたずらでしょうか、それとも例の「南米病」でしょうか。



成長点は激しくダメージを受けてはいるものの、球体そのものは”まだまだこれから”と言っているようでしたので、普通に世話を続けていました。最近になり、2箇所から子を吹き始めました。蕾をつけています。Dscn2237

角度を変えてあちこちから撮影した拡大画像です。Dscn2241Dscn2242Dscn2244


小さいながら、なかなか迫力のある黒刺です。袖ヶ浦の成長を待って、接いでみたいと思います。



もうひとつの吹き始めた「子」です。Dscn2240

こんなのがどんどん出てくるとよろしいのですが…。

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余剰苗をお譲りします。(3)苗番号19~27

今日は分譲苗の三回目、最後のご紹介です。文末にはご応募方法の詳細も記載しております。



(分譲苗)



19.ランポー玉(アストロフィツム):分譲可能数25Dscn0579

20.碧瑠璃ランポー玉(アストロフィツム):分譲可能数16Dscn1226

21.子獅子丸(フライレア):分譲可能数30Dscn0574

22.シュリンズキアーナ(フライレア):分譲可能数40Dscn0575

23.士童(フライレア)閉花種子付き:分譲可能数50Dscn0584
親株(直径4cm程度)      Dscn1391

24.メロカクタス不明種:分譲可能数30Dscn0583

25.マクロメリス(コリファンタ):分譲可能数20Dscn0582
別角度から拡大         Dscn1263

26.チグリアナ、カキ子(ロビビア):分譲可能数15Dscn0580
親株                Dscn0581

27.大翔冠(コリファンタ):分譲可能数10Dscn1170

分譲苗のご紹介は以上です。以下にご応募方法の詳細を記載します。

1.お申し込みはメール(アドレス:central-hoshino@nifty.com)でお願いします。メールの件名に「分譲苗希望」とご記載ください。コメント欄からの申し込みはご遠慮ください。
2.締め切りは5月31日(日)中とさせていただきます。
3.ご希望される苗の記号と種名を明記してください。更に送付先のご住所・氏名・電話番号をお知らせ下さい。
4.お一人様が何種類ご応募いただいても結構です。ご応募が重複した場合は、分譲可能数を人数で除した数量の苗(ただし最大5本とさせていただきます。)をお送りします。ご応募数が分譲可能数を上回った場合には抽選とさせていただきます。抽選結果は特に事前にはお知らせしませんが、お送りした苗でご確認ください。
5.発送方法は抜き苗状態で、クロネコヤマト宅配便・送料着払いにて行います。梱包等慣れておりませんので、雑な作業となることご了解下さい。
6.到着後のクレームは無しということでお願いします。また、転売目的の方はご遠慮ください。



分譲苗リスト



1.綾波(ホマロケファラ)



2.烏羽玉(ロフォフォラ)



3.兜(一年)(アストロフィツム)



4.昇雲竜(ツルビニカルプス)



5.サブテラネウス(ギムノカクタス)



6.精巧殿(ツルビニカルプス)



7.銀冠玉(ロフォフォラ)



8.ルリ兜(アストロフィツム)



9.ミラクル兜(アストロフィツム)



10.大仏殿(エキノケレウス)



11.新天地(ギムノカリキウム)



12.巨鷲玉(フェロカクタス)



13.三角牡丹(アリオカルプス)



14.金冠(エリオカクタス)



15..緋冠竜(テロカクタス)



16.鶴巣丸(テロカクタス)



17.瑞鳳玉(アストロフィツム)



18.花牡丹(アリオカルプス)



19.ランポー玉(アストロフィツム)



20.へきるりランポー玉(アストロフィツム)



21.子獅子丸(フライレア)



22.シュリンズキアーナ(フライレア)



23.士童(フライレア)



24.メロカクタス不明種



25.マクロメリス(コリファンタ)



26.チグリアナ(ロビビア)



27.大翔冠(コリファンタ)



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余剰苗をお譲りします。(2)苗番号10~18

今日は苗番号10~18の9種の苗をご紹介します。



(分譲苗)



10.大仏殿(エキノケレウス):分譲可能数15



Dscn0572

11.新天地(ギムノカリキウム):分譲可能数40Dscn0558


12.巨鷲玉(フェロカクタス):分譲可能数18Dscn0560

13.三角牡丹(アリオカルプス):分譲可能数20Dscn0563

14.金冠(エリオカクタス):分譲可能数18Dscn0561


15.緋冠竜(テロカクタス):分譲可能数15Dscn0576


16.鶴巣丸(テロカクタス):分譲可能数24Dscn0562

17.瑞鳳玉(アストロフィツム):分譲可能数25Dscn0577

18.花牡丹(アリオカルプス):分譲可能数20Dscn0578

苗番号19~27の苗はあすご紹介します。お申し込み方法の詳細もあすのブログの末尾に掲載致します。

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余剰苗をお譲りします。

昨年11月に続き、今回も同様な方法で余剰苗を希望される方に無償譲渡(ただし送料のみご負担いただきます。)いたします。各苗は特に記載なき限り実生2年経過したものです。



今回は分譲可能な苗の数が多く(27種)、9種ずつ3回に分けてこのブログに掲載します。ご希望の方は、メールに希望する品種名等所定事項を記載の上、お申し込み下さい。詳細は3回目のブログの末尾に記載します。



(分譲苗)



1.綾波(ホマロケファラ):分譲可能数20Dscn0559


2.烏羽玉(ロフォフォラ):分譲可能数20Dscn0567

3.兜(アストロフィツム)実生一年物:分譲可能数16Dscn0569


4.昇雲竜(ツルビニカルプス):分譲可能数8Dscn0565

5.サブテラネウス(ギムノカクタス):分譲可能数15Dscn0568

6.精巧殿(ツルビニカルプス):譲渡可能数20Dscn0571

7.銀冠玉(ロフォフォラ):譲渡可能数50Dscn0570

8.ルリ兜(アストロフィツム):譲渡可能数20Dscn0573

9.ミラクル兜(アストロフィツム):譲渡可能数25Dscn0564

長くなりますので続きは次回に。



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万田酵素、HB101の効能を検証する(2)実験計画

今日は、いかにして効果の検証を行うかについてです。既に現役を引退し、気楽なサンデー毎日の生活を送っている私にとり一番の難問です。しかも、この際、ついでに用土についても検証したいなどとの雑念が湧いてきて、細胞が激減中の脳はパニック状態です。



で、アルコールで少し活性化した頭で考えたのがこれ。ただし、考案途中のもので少し不正確。下の記載が、正しいものです。Dscn0557

用土について3サンプル(3鉢)。追肥について7サンプル(7鉢)。合計10サンプル(10鉢)です。



用土(3サンプル)の内容は



A 赤玉単用



B 赤玉(40)+軽石砂(40)+鹿沼土(15)+ゼオライト(5)



C 赤玉(30)+軽石砂(30)+ゴールデン培養土(20)+鹿沼土(15)+ゼオライト(5)牡蠣殻+薫炭+マグアンプ+オルトラン顆粒



Cは私が今年使用している配合、Bはそれから機能を持った材料を除いたものです。

活性剤(追肥)については



1 ハイポネックス(2000倍)



2 万田酵素(1000倍)



3 HB101(5000倍)

の単用、及びこれらの組み合わせ4種類の合計7種類(上の画像の①~⑦)になります。



活性剤を施す用土はCです。これらの活性剤(追肥)は既に用土中に元肥が配合されていることを前提に設計されています。元肥の効果があって、活性剤によりさらにその上に特別の効果があるかどうかがこれらの商品の生命線だからです。



なお、用土A,B,Cに対しては活性剤は施さず、何も含まない「水」を潅水します。



かかる計画のもと、百円ショップで10個のプランターを購入しました。全て底皿つきです。水遣りを一定量鉢の下部(皿)から吸わせて行うためです。Dscn0985

この10個のプランターはA,B,Cの用土それぞれを入れた3つと、活性剤を評価するためのCの用土を入れた7つに分けます。

まず、底に鹿沼土を入れます。Dscn0986



次いで、上記した所定の用土を充たします。Dscn0988

さらに、上層1cm程に芝目土を被せます。Dscn0989

そして、植え付けが容易になるよう水を散布。Dscn0990



それぞれのプランターに昨日ご紹介した、長盛丸丸系プシス24本、袖ヶ浦16本を植え付けます。      Dscn1006

これら10のプランターを温室南側棚下ガラス面背後に並べました。一日を通じてみれば、日照や温度の差はほとんどありません。Dscn1427_2Dscn1428Dscn1429

あとは、用土の乾きに応じて、A,B,Cのプランターには水を、残りの7つのプランターには所定配合の活性剤を皿から潅水します。



秋までにそれなりの結果が判明するでしょう。今後適宜途中経過をご報告させていただく予定です。



【5月24日追記】実験計画を簡潔にまとめました。









 
 
 


 
 
 


 
 
 


 
 
 


 
 
 


 
 
 


 
 
 


 
 
 


 
 
 


 
 
 


 
 
 


 
 
 


 
 
 


 
 
 


 
 
 


 


 


 


 プランター  用土           潅水
     I   A            水
     II   B            水
     III   C            水
     IV   C      ハイポネックス(HY)
     V   C        万田酵素(MK)
     VI   C         HB101(HB)
     VII   C           HY+MK
     VIII   C               MK+HB
     IX   C           HY+HB
     X   C         HY+MK+HB
用土のレシピ
A:赤玉単用
B:赤玉(40)+軽石砂(40)+鹿沼土(15)+ゼオライト(5)
C:赤玉(30)+軽石砂(30)+ゴールデン培養土(20)+鹿沼土(15)+
ゼオライト(5)牡蠣殻+薫炭+マグアンプ+オルトラン顆粒


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万田酵素、HB101の効能を検証する

大それたタイトルをつけてしまいましたが、検証はこれからです。効能の検証をスタートするまでの過程を今後数日に渡り掲載します。



今日は、検証の材料について。まずは主役たち。



【評価の対象】                Dscn0984

私が若き頃「サボテン学」を学んだ龍胆寺先生の本では、サボテンの肥料は用土中に元肥として潜ませ、追肥についてはあまり書かれていなかったように記憶しています。しかし、ネットで情報収集すると、現代のサボテン界においては、用土中の元肥に加えて、追肥を施すことが主流になっているようです。私も、追肥としてハイポネックスを使用しています。これに加えて最近園芸店の棚にある「活力剤」が気になっていました。会計の棚のそばに並べてあるアンプル式の安物ではなく、結構値段の張る「万田酵素」と「HB101」です。これらを単独で、あるいは組み合わせてサボテンに対してどのような効能が出るのか、検証してみたくなりました。



検証に使うサボテンは、昨年なめくじ親爺さんのご好意で種を分けていただいた「袖ヶ浦」及び「長盛丸系プシス」です。評価の対象になるサボテンの数が1本や2本と少ないと、結果がほとんどバラツキの範囲に収まってしまいそうな気がしますので、サンプル数の沢山取れるこれらのサボテンを選びました。



【袖ヶ浦】 二鉢あります。昨年9月に播種し、発芽直後に第一回目の植え替えを行いました。今回は第二回目の植え替えになります。巨大な何本かの苗とその他大勢の小さな苗の集団とが混在しています。Dscn0601Dscn9778


バラしました。左側の皿にある巨大苗を除く約160本をサンプルとして使用します。               Dscn1001


【長盛丸系プシス】 こちらも上記袖ヶ浦と同様に昨年9月に播種、発芽直後に第一回目の植え替えを行い、今回は第二回目の植え替えになります。巨大な苗とその他大勢の小さな苗の集団とが混在しています。Dscn0316

これもバラしました。右下の皿にある巨大苗を除く240本をサンプルとして使用します。                 Dscn0547

長くなりましたので以下次回に。



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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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