元気はつらつ:牡丹玉錦の接ぎ木苗




この春に袖ケ浦の台に接いだ牡丹玉錦の成長を振り返ります。




 




<4月9日> 接ぎ木し、固定用包帯を解いた直後です。心もとない感じです。


S0409 




 




<5月12日> 接ぎ木が成功して台の養分が穂に伝わ


っているようです。膨らんできました。                     
S0512 




 




<6月9日> 
突然あちこちのアレオーレから子を吹き始めました。
S0609 




 




<7月8日> 子が膨らんできています。
S0708_2 




 




<8月11日>
さらに…
       
S0811_2 




 


そして現在(8月下旬)の姿です。いろいろな角度から撮影してみました。P8261750crop P8261746crop P8261748crop P8261752crop P8261744crop 




 




とても賑やかで華々しく、夏祭りや花火大会を見ているような気分になります。




”やがて悲しき・・・”とならないよう大事に育てます。






















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2年前の夏に400粒の種を蒔いた亀甲牡丹は今?

2014年7月にネットオークションで入手した亀甲牡丹の種400粒を蒔きました。発芽した苗のその年9月の画像です。


Sdscn6136crop 




Sdscn6140crop 




 Sdscn6137crop 




ざっと数えて224本。発芽率は55%といったところでした。




その後、これらの亀甲牡丹数が多すぎて植え替えする気が起きず2年近く放置していました。




その結果どうなったかというのが下の画像。この8月中旬です。P8160723crops_r 


P8160725crop_r Sp8160724crop 











生き残った苗はおよそ100本。生存率50%弱でした。強い苗と弱い苗との差がはっきりしてきたようです。またこの夏になり、日に日に枯れてゆく苗が散見されましたので、さすがにもう限界と判断。植え替えすることにしました。








Sp8261715 




Sp8261719 




Sp8261720 




大角平鉢に60本と、13cm角鉢二つに40本。うまく収まりました。残暑のこの時期に牡丹類の植え替えが適切なのか自信ありませんでしたが、全滅ということもないでしょう。成長が遅い牡丹類とはいえ丹念に植え替えていればもっと大きくなっているはずです。都合よく考えれば”堅づくり”されているでしょうから、簡単にはへたばらないはず。亀はウサギのように急ぐ必要はありません。


取り敢えず、ベンレートのスプレーをお見舞いして棚下に安置しています。














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外様の兜

今日の話題は、自家実生で育った兜に比べて他から苗で入ってきた兜はうまく育てることが難しいという話です。


兜はもともと好きなサボテンの一つで、温室内には100本を超える苗が育っています。ほとんどが自家産の実生苗で、他から苗として導入したものは2本のみです。




2013年の春にサボテン趣味を再開した当時、ネットオークションで兜の苗を10数本入手しました。今生き残っているのは画像の2本です。






<兜> 直径8cm程度です。      Sp8261734 Sp8261730 




 





<瑠璃兜> 直径5cm程度です。


Sp8261736 


Sp8261732_2 




いずれも気まぐれに根の不調を起こし思うように成長してくれません。


すでに2013年に実生した自家製の兜が同じぐらいの大きさに育っていることとは好対照です。




たしか saborich さんがブログで書かれていたように、他で育てられた兜はその場所の気候、用土などになじんでおり新たな場所に移ると調子をくづしがちである、ということを実感しております。




一方自家産の兜は、一定割合で昇天してゆく苗はあるものの、その割合は外様の兜のそれに比べれば極めて低いです。種も安く容易に入手もできますし。












やはり兜は実生に限る!。














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ウルトラCの身割れをした瑠璃兜錦接ぎ木苗の結末










7月27日
、および8月8日の記事でご紹介した瑠璃兜錦接ぎ木苗がウルトラC級の身割れをした件、その結末が見えてきました。


まず、これまでの経緯を画像だけで…。












<4月初旬接ぎ木直後>


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<5月初旬>




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<6月初旬>




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<7月23日>




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<7月27日 突然の身割れ>




0727107272




<8月8日> 身割れした穂の部分が反り返り、傘が半分欠けたマツタケのような形状になりました。




S108 


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<8月下旬> これまで凹面であった穂の上面が上方向に凸の面になりました。


P8261742crop 




 


P8261738crop_2 




よく見ると成長点らしきものが顕在化して、そこからの成長が始まっているようです。すでに球体最上部が皿状に形成されています。




Sp8261740 














これまでの挙動を見ると、ちょうど何かの拍子で裏返しになっていた靴下をクルリと反転させて元の姿に戻しているかのようです。















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蟷螂の斧

「蟷螂」とはカマキリのこと。「蟷螂の斧」とはカマキリが斧を振り上げて車を通すまいと立ち向かったという故事から、自分の力量も考えずに無謀にも強敵に立ち向かうことをいう、とされています。








で、うちの温室で見かけた蟷螂クンとその斧です。










短刺金鯱の大苗にとりついています。短刺とはいえ自分の斧より大きそうな刺に邪魔されて登りにくそうです。            Sp8261708 








ようやく頂上の綿毛豊かな場所にたどり着きました。


Sp8261709 








最上部でじっとしています。エサの小昆虫が来るのを待ち受けているのでしょうか。


Sp8261710 








このカマキリ君、5月末に孵化した一群のうちの生き残りかもしれません。当時アジサイの花の上に数十匹いたのですが。 生存競争は厳しいのでしょうね。     S002 






 




温室内では悪さはしないでしょうから、そっとしておいてやりました。
害虫の蛾やゴキブリを食ってくれればなお結構です。









 







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エリオカクタス属 「マグニフィカス」 不動の大群生

ここ数年、温室内には金鯱大株など大きくなりすぎてもはや一人では植え替えなどとてもできそうにないサボテンが出始めてきましたが、今日ご紹介するエリオカクタス属の「マグニフィカス」大群生株もその仲間に入ってきたようです。






斜め上からの画像です。ここ数年出てくる子は全て掻き取っています。その結果大球だけの群生になっています。


Sp8261728 








斜め下からの画像です。見えないところで子株が出ていました。ぐるり外周を囲む球体はそれぞれの大きさがマンゴーを少し大きくしたぐらいです。皆さん太陽を浴びたいらしくて、一旦外周方向に伸びた後、上向きに成長しています。



Sp8261722 








また、別角度から。


Sp8261724 








同じアングルからの2014年春の画像です。








201401


 




この頃から大きすぎて植え替えをしておらず、したがって鉢を動かしていません。両画像の右下に見えるブルーのラインがこの株を載せている棚の外縁です。




2014年当時はまだ鉢の一部が見え、群生の縁が棚のラインと一致していましたが、今は鉢は球体が覆いかぶさって見えなくなり、群生の縁は棚のラインの外側に張り出しています。


同じ棚にはここ数年牡丹類とロフォフォラ類の大株を置いていますので遮光を強くしています。光を求めて各球は上方向に伸びつつあるようです。観賞上はもう少し背低く育ってほしいところですが温室内の配置からどうしようもありません。






2014年の頃は、毛布でくるめば持ち上げることができると判断していたのですが、その後サボテンはより巨大になり、私はより老体化して、今は持ち上げるなどとてもとても…。








温室通路上の大物は折りたたみ式ハシゴにチェーンブロックを掛けて何とか持ち上げることができそうですが、このマグニフィカス君、棚の上に置いてあるのでもうどうにもできません。井伏鱒二の山椒魚状態。良い知恵をお持ちの方がいらっしゃいましたらどうぞご教示ください。












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ディスコカクタス属 「ギガンティア」 実生苗と接ぎ木苗との比較

昨年の7月下旬に播種したディスコカクタス属の「ギガンティア」。9本の苗が順調に育ち、そのうちの一本を今年の春4月に袖ケ浦の台に接ぎ木しました。


今日は同じロットの実生苗群のなかで、接ぎ木した苗のとそのまま実生した苗との生育状況を比較してみます。




百聞は一見に如かず。まずは接ぎ木直後の画像から。




 


【接ぎ木苗】 台木は実生二年半経過した袖ケ浦です。穂のギガンティアは実生接ぎにしては多少董が立っていたので伸縮性包帯で軽く圧をかけました。包帯を外した直後。台の上にちょこんと座ってまるでお客様のようです。            S006_2 




 


【実生苗】 牡丹類と一鉢に寄せ植えしていますが、ギガンティアは中央縦一列の8本の苗です。                  
Sdscn0817crop 




この時期十分に日光浴させているためか、球体の色が茶色でした。直径は3~5mm程度です。




 


 


そして、4か月後の現在…








【接ぎ木苗】 球体の径は台木の太さを超えてきました。成長点からは太いとげが出始めています。




Sp8231284 








【実生苗】 実生苗も予想以上に成長しています。健康そうです。 P8231331crop 






現時点で接ぎ木苗と実生苗とを大きさで比較してみると、接ぎ木苗は径が1.5cm程度、実生苗は1cm程度で予想通り接ぎ木苗のほうが成長旺盛です。画像でも接ぎ木苗は疣の山が連なって稜ができているのに対し、実生苗のほうはまだ疣の一つ一つが目立って稜らしきものは表れていません。








そもそも、ギガンティアのようなサボテンを接ぎ木すること自体かなりマニアックな行為なのでしょう。犠牲となった接ぎ木苗が早く花座を形成できるよう大事に育ててゆきます。












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マミラリア属「白珠丸」今年も真夏の開花

マミラリア属「白珠丸」の開花の態様には今一つ解せないものがあります。


まず第一に、多くのマミラリアは花を群開させますが、この白珠丸はポツリポツリと花を咲かせます。また、開花時期は、ずっと春から夏にかけてでしたがここ数年は真夏から秋にかけて花を咲かせます。気まぐれなサボテンなのでしょうか。




今年の春に植え替えしました。その時の様子です。


Dscn0279




そして昨日の様子です。↓        Sp8231497 




この4か月でまた一回り大きくなりました。やはり植え替えはサボテン育成の特効薬です。そして注目すべきは各頭成長点近傍に白い綿毛の輪が形成されたことです。他のマミラリアではよく見ることがありますが、この白珠丸においてはこれまではこんなに多くの綿毛が噴き出たことは記憶にありません。


P8231497crop 




 




よく見ると花はこの綿毛の中から出てきていますので、今後かなりの数の花が咲いてくれるものと期待しています。










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台風9号が温室内のサボテンに残した爪痕

昨日台風9号が関東地方を横切ってゆきました。横浜・川崎エリアで一番風雨が強かったのは午前9時前後。通常夏場は通風を図って温度を下げるため温室の天窓は全面開放し、出入り口の扉及びサイドの窓は猫が入ることができない程度に隙間を開けています。


これが裏目に出ました。


台風がもたらした猛烈な風で雨が温室内に多量に吹き込まれ、中のサボテンはびしょぬれになっていました。午前11時ごろ風雨の中で、天窓、扉、横窓すべて締め切り、送風機、サーキュレータを「強」モードで回しました。しかし、いかんせん湿度100%の締め切った室内の中、乾燥など全くおぼつきません。


取り敢えず昨日はそのままにして帰宅。台風通過を待つしかありません。


今日は朝から温室に出向き、天窓、扉などを全開放し、温室内の乾燥を図りました。


主な被害です。






【金鯱大苗】 成長点近傍に豊かに吹いていた綿毛に雨がかかりみすぼらしい姿に変身。               Sp8231482 




 




【王冠竜大苗】 アレオーレにカビが!

Sp8231570 


                       Sp8231571_2 




この王冠竜は、2年前の梅雨時に頭上潅水をやってアレオーレ全面にカビが生えてしまった株です。この二年水遣りに気を使いようやく球体の上三分の一は綺麗になってきたところでした。


昨日の温室内の状況を見てまたカビが来そうでしたので、苦し紛れにベンレートを散布しました。その効果かカビの発生は今のところ一部にとどまっています。








【ロホホラ類】 これもふわふわだった綿毛に雨水がかかりました。Sp8231626 




この二年頭上潅水をやめて一鉢一鉢面倒でも如雨露で綿毛に水がかからないように水遣りしてきたのに。フワフワだった綿毛が使い古した筆先のようになってしまいました。






”注意一秒怪我一生”ほどではありませんが、一回の不注意でその回復に数年かかりそうな状況を招いてしまいました。残念なことに間違いありませんが、ものは考え様。今回の台風で傷んだ苗たちを回復させるプロセスもまた栽培の楽しみの一つにはなります。
なんでも楽観的に考えてしまうジジイに付き合わされているサボテンさんたちも大変でしょうね。










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マミラリア属「アザラシ」の取りまき実生

8月11日のブログで種ができたことをお伝えしたマミラリア属のアザラシについての続編です。






ご覧のように6つの赤い鞘を実らせていました。


P8110561crop_r_2 






この鞘を早々に収穫し、中の種を取り出しました。意外と小さな種でいつも使っている茶漉し器のステンレスメッシュでは通り抜けそうでしたので、時間をかけて水に沈めて選別する方法をとりました。




 


茶色のゴマ粒形状をした種で大きさは長手方向で0.5mm程度。全部で35粒ほどでしたから一鞘当たり6粒の種が入っていたことになります。意外と少ないですね。


Sp8140591 




 




手許に水羊羹の入っていた蓋つき透明容器(プラスチック製)がありましたのでこれを利用して実生を試みました。いつものデスクトップ実生です。用土は柴目土(赤玉細粒)+モミガラ燻炭で、容器の直径6cmです。




 


播種一週間後の様子です。           Sp8221186 


蒔いた種の半分程度がすでに発芽しています。…ということはアザラシは取り蒔きでOK!






デスクトップ実生の場合、春の晴れた日はベランダで日光浴させますが真夏のこの時期はそれは無謀。室内でLEDライトを照射しています。あと少し生えそろったところで、13cm角鉢に第一回目の植え替えをして温室に持ち込み、通常の栽培に移行する予定です。








このところ自家産の種がどんどん出来始めてきて、当たり前のようにそれを実生していますが、ますます収拾がつかなくなってきました。困ったものです。










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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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