復活して開花爆発:象牙牡丹

30年以上前に五十鈴園さんから購入した象牙牡丹。縁がピンクの美しい花を群開させています。


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花色も美しいですが、花弁の数も多く豪華さが際立ちます。


実はこの苗、7年ほど前に深刻な根腐れに陥り、ほとんど枯れかけました。球体中心部まで患部をえぐり、そこから生えてきた根が空洞部を下に伸びてきて用土に達し、ようやく命をつなぎました。球体下部に見える枯れた疣の数々はその当時の名残です。


このような経緯のある苗がこんなに豪華な花を咲かせてくれるとは、栽培者冥利に尽きます。


 

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赤花大疣青磁花牡丹

「赤花大疣青磁花牡丹」が開花しました。実生してから7年目の苗です。


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この「赤花大疣青磁花牡丹」という長い名前は種の購入先からついてきたものです。そう、上空に飛行機が飛び交うあの業者さんです。


この長い名前の中で今回興味があるのは「赤花」の部分です。もちろん花牡丹の花色の基本は白かわずかにピンクの差した白です。


この株の赤花はどうして赤なのでしょうか。もともと赤い花を咲かせる遺伝子を持っているのか、それとも赤い花を咲かせるために他の赤花を咲かせる牡丹類と混血させたのか。


この株を見ただけでは判断のしようもありません。しかしこの株と同時に送られてきた種由来の「赤花大疣青磁花牡丹」の中には白い花を咲かせる株もあります。同じ現象は「赤花三角牡丹」の場合にもありました。


素人で断定はできませんが、このように形質が分離して出てくるのは交配種臭いとみているのですがどうでしょうか。


 

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玉牡丹錦接ぎ木苗に思う

竜神木の台木に接がれた玉牡丹錦の今年5月の姿です。


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錦と言っても斑模様があるわけではなく、緑色でない(赤や黄色)部分がボヤーっとあるタイプです。


この苗は昨年ネットオークションで入手したものですが、こんな”錦”がどのように変化してゆくのか興味を持って育てています。


 


下の画像はこの苗の最近のものです。


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まず気づくのは自根苗では到底考えられないような成長です。成長の遅い牡丹類のこと、このぐらい成長するには自根苗では数年を要します。しかし、竜神木の台に乗っているこの苗は半年でその分の成長を遂げてしまいました。


次に注目の”錦”について。成長しても変わらないのは「新しい疣は黄色、時間がたつと黄色は赤く変化する」という傾向です。


緑の「クロロフィル」、黄色の「カロチノイド」、そして赤の「アントシアニン」。これらの色素の強弱によって緑、黄、赤が現れたり消えたりしているみたいです。


裏ではサボテンの体内で複雑なことが起きているのでしょうが、そんな難しいことに思いを巡らさなくとも色の変化をみているだけで十分に楽しめます。


 


 


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牡丹類の開花 大爆発

今年は牡丹類の実生をしてから7年を経過し、各苗も充実して一株に多くの花を咲かせるようになりました。今日は晴れ間の多い天気に恵まれ、秋の牡丹類開花たけなわの一日になりました。


 


下の画像は牡丹類が一番賑やかに開花している温室の一角です。


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他のエリアも含めて、順にみてゆきましょう。


 


<玉牡丹 > 袖接ぎ


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<亀甲牡丹> 袖接ぎ


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<花牡丹> 自根


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<岩牡丹> 自根


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<竜角牡丹> 袖接ぎ


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<アガベ牡丹> 自根


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<黒牡丹> 自根


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<白花姫牡丹> 自根


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<ロイヤル玉牡丹> 自根


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これだけ咲いてくれるとは、正直なところ想像していませんでした。来年はこれほどの開花を見ることができるでしょうか。


 

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生き残った二株:彩虹山

2013年に実生したスクレロカクタス属の「彩虹山」です。札幌カクタスクラブのメジャーさんから種をいただきすぐに蒔きました。いわゆる難物サボテンの一つで、発芽はしましたが高さ3cmぐらいまで育ったところで根際に腐れが入ってきました。慌てて袖ケ浦の台に接ぎ何とか救命しました。


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上の画像の苗は袖ケ浦の台に載せたまま育てているものです。台との相性がいいようで、難物とは思えぬようなメタボな体形に育っています。今年の春には初開花もしています。エキノセレウスを思わせるような美しくも派手な開花でした。


ソース画像を表示


 


もう一本は現在自根の苗です。


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一度は袖ケ浦の台に載せましたが、接ぎ面から根が出てきたのでそこから折り取って挿し木し発根させました。接ぎ木苗に比べると痩せていて、未だ開花も見られません。難物を私の栽培環境で育てた場合の結果はこんなものなのでしょう。


今後もあまり背伸びをせず、台付きの苗は毎年の開花を楽しみ、自根の苗は枯らさぬように水遣りを控えて消極的に育ててゆきたいと思っています。


 


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亀甲牡丹の花色

秋の牡丹類の開花も今がたけなわ。温室内のあちこちに赤やピンクの花が咲き誇っています。旧ロゼオカクタス属の牡丹類は赤系統の花を咲かせるものがほとんどですが、今日は亀甲牡丹の花色に注目してみます。


実生7年半の実根苗の9本寄せ植え鉢です。


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右上の苗だけピンク色の花を咲かせていますが、他の苗は真紅の花色です。


 


次は袖ケ浦の台に接いだ二本の苗です。


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一つはピンク、もう一つはピンクから真紅へと色が移ろっているように見えます。


アジサイなどでは用土の質により花色が影響を受けると聞いていますが、これらの亀甲牡丹は皆同じ用土で栽培中です。してみるとこれら亀甲牡丹の花色の違いはもっぱら血筋からきているものと推測しています。


同じ旧ロゼオカクタス属の牡丹類の中でも、アガベ牡丹、竜角牡丹、黒牡丹の花はもっと濃い真紅色です。種の特徴という観点からは、亀甲牡丹の花色はピンクでもよいのかもしれませんね。


 

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用土ブレンダー「まぜ太郎」二代目(二台目)

歳を取ると大量のサボテン用土を混合する作業も重労働です。そこで6年前から電動コンクリートミキサー「まぜ太郎」を購入してサボテン用土のブレンドに転用しています


基本用土の赤玉、軽石砂、鹿沼土をそれぞれ大袋の半分、それにゴールデン培養土、牡蠣殻、燻炭、ゼオライト、オルトラン、マグアンプなど全部で25Lほどを数分で完全に混合することが可能です。


車庫の奥において月に1~2回使用してきましたが、最近遂に壊れてしまいました。回転体のシャフトを支える鋳物の軸受け部分が割れてしまったのです。


仕方なく改めて新品を購入しました。¥16,000の出費です。痛いですが背に腹は代えられません。


説明書に沿って3時間ほどかかり組み立てました。基本的な構造は前回のものと全く変わっていませんでした。


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少し変わったのは、スイッチ部分のユニット。単にオン、オフを切り替えるためだけのスイッチです。


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今回苦労したのは壊れた「先代」の廃棄でした。家庭用大型ごみのカテゴリーには入らぬ「産業廃棄物」に相当しそうなので、近隣の金属くず再生工場をさがしました。幸いここ川崎にはその手の業者さんが多数存在していて、そのうちの一軒が受け入れを了解してくれました。しかしそのままではかさばって車には積み込むことはできません。そこで組み立てとは逆の順序でバラバラにして車に積みこみ、前述の工場に持ち込んで一件落着しました。


さて、次はこの「二代目」が先にくたばるか、それとも私が先にくたばるか、それが問題です。


 

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日の出丸の刺と蕾

今日の主役はフェロカクタス属の「日の出丸」です。2013年5月に実生しました。それから7年半後の現在の姿です。


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現在の球体の直径は12cm程度です。見どころの刺にはところどころカビが目立ちますが、特に予防や除去のための措置はとっていません。


秋も半ばのこの時期、新刺が発達すると同時にいくつかの蕾を揚げてきています。


強刺のカギ刺を持ちなかなか扱いの難しいサボテンですが、その一方で必ず温室にはおいておきたい魅力的なサボテンでもあります。


 


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王冠竜の掻き子も大きくなった

15年以上前に親株から掻き取った王冠竜です。


親子の経緯はこちら


掻き子といっても15以上経つとそれなりに大きく育ちます。特に丈夫で成長が早い王冠竜にあっては。


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すでに直径は20cmを超えてきました。


親株は大きくなりすぎて手に負えなくなり、愛仙家のIさんに3年前に全てを委ねました。


この掻き子株もあと10年もするとIさんにお譲りした親株の当時と同じぐらいの大きさになりそうです。


「STOP!」と宣言したらその時点でサボテンの成長がピタッと止まる魔法はないものでしょうか。


 

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バラ丸 接ぎ木苗

バラ丸を一本だけ興味本位で袖ケ浦の台に接いでいます。同期の実生7年自根苗はまだ直径1.5cm程度ですが、この接ぎ木苗の直径は3cmほどの大きさに育っています。


 


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本来バラ丸の開花は早春の二月ごろですが、この接ぎ木されたバラ丸は一年中断続的に開花しています。例えば今年7月にはこんな具合に群開しておりました。


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さて、サボテン栽培者としてここで思いつくのは芯止めして生長点近傍から多頭群生させ、さらに圧倒的に多くの花を群開させることです。しかし恥ずかしながら私は芯止めをしたことがありません。


芯止めが技術的に難しいというのではなく、なんとなく気が向かないのです。胴切りと似たような感覚です。一度やってしまえばどうということはないのでしょうが…。まあ趣味の世界ですから気の向かないことはやはりやらないことにします。


 

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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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