全斑の銀冠玉錦が腐る件

子吹きしている銀冠玉錦の竜神木接ぎ苗を何本かネットオークションを通じて入手しています。もともと吹いている子を外して次々に袖ケ浦の台に接ぎ、銀冠玉錦の苗を量産する算段でした。しかし実生からの銀冠玉錦がどんどんできてきましたので、これら竜神木接ぎの銀冠玉錦の苗はそのまま子を吹かせながら育てています。


この夏、それらの中の二本が同じ症状の腐れを見せてきました。


吹いている子株のうちの一つが腐ってゼリー状になっています。(右は拡大画像です。)


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原因は不明ですが、このまま放置しておくとこの腐れは隣接する他の子株や主頭株にも及びそうですので、とりあえず患部をえぐり取り、高圧水で洗浄後、ベンレートを塗布しておきました。


翌日(今日)の状況です。何とも言えない微妙な状態です。


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この時期はサボテンにとりいろいろと致命的状態につながる重大な症状が出ますね。


緻密な観察と、素早い手当を心掛けたいと思います。熱い温室の中で、大変ですけど…


 


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ソーシャルディスタンスはゼロ

サボテンの実生で鉢の大きさと種の数との兼ね合いで、密に播種することがあります。成長をしてくるとこんなことになります。


<地久丸> 播種は昨年秋。画像は今年四月(左)と現在(7月)です。


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<プセウドペクチニフェラ> 今年4月播種。画像左側は6月初旬、右は現在です。


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うまく隙間を埋めてゆきますね。


サボテンの世界にコロナウィルスがあったら、この密の状態は全滅を招きそう。


でも、まばらに生えているよりこの状態の方が彼らにとって気持ちよさそうに見えます。


秋には植え拡げてやります。


 


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接ぎ降ろし発根を待つ亀甲牡丹

今年の春に接ぎ降ろした亀甲牡丹の苗たちです。実生1年の苗を袖ケ浦の台に載せて3年。直径6cmほどの大きさに育ちました。自根で育てた場合の半分ほどの年数でこの大きさです。


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純粋な亀甲牡丹の顔であったり、ゴジラ顔が混ざっていたり、多頭株であったりと個性豊かです。


頭上潅水した影響で綿毛がペタリと寝ています。この綿毛が立ってきたら発根が十分になり成長開始してきた合図でしょうね。


下の画像は、亀甲牡丹ではありませんが同時に接ぎ降ろした竜角牡丹です。


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こちらは既に新たな綿毛が出始めています。


これらの苗、秋の開花に接ぎ降ろしの影響がどの程度出てくるでしょうか。注目して見守りたいと思います。


 


 


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実生8年生の三ラクル兜

2013年春に実生したミラクル兜4株をご紹介します。


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球体の形状や、白点の大きさ、散り方など皆個性豊かです。


皆球体直径は10cm前後です。兜は実生からこのぐらい経つともう大きさはあまり変わらないようです。


これらの株からはこれまで種を採ることはしていませんでしたが、今年は試しに少しとってみようと思います。


どんな顔をした子孫たちが出てくるのか、楽しみではあります。


 


 


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very slow but steady growth

成長速度が極めて遅いサボテン3種を一鉢にまとめて寄せ植えしております。


左から精巧丸(二本)、花籠(8本)、アズテキウムヒントニー(8本)です。


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精巧丸は実生5年生、花籠とヒントニーは実生8年生です。


大きさは精巧丸が径0.8cm、花籠は径0.7~1.2cm程度、ヒントニーは径1.5~2cm程度に育っています。


年数がたっている割にこれらのサボテンはとても小さいですが、不思議なことになかなかしっかりとしていて、全く枯れるような気配はありません。


つまり亀の歩みの様に成長は遅いが、意外と丈夫なサボテンであるといえます。


したがって腹をくくってじっくりと付き合えば、栽培するにあたりそれほどストレスのないサボテンたちなのです。


 

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白斜子は自根で

成長の遅い白斜子。その遅さにじれて袖ケ浦の台に接いだ苗三本です。接ぎ降ろして3年経ちます


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本来白斜子の球体はどちらかというと硬質。しっかりとしているはずですが、接ぎ木された苗たちはまっすぐに自分で立つことが困難です。


予定しているより台の根からの栄養補給が豊富で白斜子としてはメタボな体形になっているようです。年ごとの成長の歴史を表す段差も気になるところです。


 


一方、接ぎ木せずに自根のまま育てているのがこの苗。↓


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大きさはとても接ぎ木苗に及びません。実生8年生ですが未だ球体の直径3cm、高さ5cm程度です。


しかししっかりと自立し、年輪のような段差もありません。縦横の比も丁度バランスよく保たれているようです。


8年かけてやっとわかりました。


白斜子は自根で育てるべし。


成長の遅いことには目をつぶるべし。


 

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金鯱群像

花の少なくなるこの時期、刺物サボテンの王様「金鯱」について。丈夫でやたらと大きくなり植え替えに苦労三嘆しますがやはり金鯱は金鯱。サボテン栽培から外すことはできません。


…ということで、うちにある金鯱のご紹介を年功序列で。


 


まずはこのブログによく登場する35年ほど前に二和園さんで入手した「短刺金鯱」です。直径45cm程度。うちの温室で一番の大きさ。


右隣の画像は年功序列には反しますが、この金鯱の種子から実生した苗。多くの方にお送りしたので、責任上発芽確認をしてみました。出揃うまで時間がかかりましたが、発芽率は良好でした。


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次は5年ほど前に長野の高木カクタスさんで入手した3苗です。刺の長いのは”新産地”と勝手に思い込んでいます。短いのはオーソドックスな金鯱。入手時は小さな苗でしたが、そろそろ手におえない大きさになりつつあります。


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次は、仙友のI さんから「金鯱園芸種」として種子をいただいたものを実生した苗です。実質短刺金鯱でしょうか。一部をヤフオクで出品し現在6苗が残っています。そのうちの三本です。


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こうして客観的にみると、最初の画像の大苗の植え替えで大いに苦労しているのに、その後も新たに買い入れたり、実生繁殖たりと懲りない自分にあきれてしまいます。でも好きなものは好き。止められないんですよね。


 

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銀冠玉実生2年生

9年前に実生した銀冠玉が大きくなり、毎年多くの種を提供してくれています。一番熱心に交配して種取りしたのは2019年。この年に取れた種を実生した苗が、大角鉢4つ分あります。いずれも発芽後一度だけ植え替えています。


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鉢ごとに大きさの差があるのは、鉢の置き場所や、播種時期が早いか遅いかの影響が出ているものと思われます。


同一鉢内で大きさの差があるのはサボテンではよくあることですね。でもその理由の説明はできません。


銀冠玉は皆同じような顔に育ってゆくので、ルリ兜錦のような選別の必要はありません。逆に言えばどのようにして数を減らすか、困る面もあります。


取り敢えず大小の別にしてもう一度植え替え、疣の出具合や白肌の状態などを見て好みの苗を残そうと考えています。


 

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エリオシケ属「ナピナ」

数年前に種子を入手して育てているエリオシケ属の「ナピナ」です。7本の苗が生き残っています。実生はなかなか難しそうです。


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中段の三苗がきれいに育っています。下段の4苗はそれぞれ生長点に障害を抱えているようです。


中段の三苗の中で、左の苗とその他の二苗とは見かけが違うようで、刺色は明らかに異なります。


大家族のエリオシケ属の中でもこの一族を育てるのは初めてです。成長は遅く少し気難しいところがありそうです。


渋く小型のサボテンですが、老境に入った栽培者にとり難しいなりにとっつきやすい相手のようです。


 

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綴化苗の出現率は? 菊水実生

”菊水綴化”としてネットオークションで入手した種子。2019年6月に播種しました。それから2年、60株近くが生き残っています。さて、綴れた苗はどれだけ出現したでしょうか。


P7220101


上から順に横に一行、二行と数え、その各行において左から順に一列に列と数えます。画像一番上左隅は一行一列ですが、これを1-1と表示します。


第一列左から二番目の苗は明らかに綴れが始まっていますよね。これを(1-2)と表示します。


全体を見渡して、


明らかに綴れている苗:3株:1-2/1-7/5-6


綴れが始まっている株:3株:1-3/3-6/4-8


双頭株:1株:5-7


三頭株:1株:8-9


想像しているよりかなり高い確率で綴れ株が出現していることが分かりました。


しかも、一年前に確認したときより綴れ株が増えています。この一年で正常な見かけの株の一部が綴れに変化したということです。


接ぎ木として、袖ケ浦の台と菊水の穂とはかなり良い相性があると経験しています。もう少し大きく育ててから一部を接ぎ木してみようと思っています。


 


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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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