赤ら顔の家系

35年ほど前に二和園さんで購入した花牡丹。2016年頃に突如成長点が乱れ始め、球体のあちこちから子を吹き始めました。2017年頃の姿です。球体の頂部に複数の子を吹くほか下部にも子吹きが認められます。
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このまま成り行きで子株を成長させても株全体としては形良い群生になりそうにもありませんので、子株は全部掻き落として挿し木発根をはかりました。
その結果、4本の子株が発根して生き残りました。それらの子株の現在の姿です。
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皆それぞれに成長して球体の直径は10cmを超え、秋には開花しています。

一方、子を外した親株もそのまま育てていますが、少し元気が無いようです。4年ほど前から小さな子を吹き始めましたが、その成長は微々たるものです。7年前にすべての子を外されたので、機嫌を損ねているのでしょうか。
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総じてこれらの親子株に言えることは、球体が赤みを帯びていることです。一般にサボテンが赤く変色するのは、強い陽光を浴びているケースが多いのですが、隣り合う牡丹類は普通の緑色の体色をしており、これらの花牡丹一族だけ赤いのです。赤ら顔の一族というよりほかはありません。

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少し気になる「カルメン玉」

2021年12月に播種したフェロカクタス属の「カルメン玉」。播種から丸3年を経過して、球体の径は4cm程の大きさに成長しました。3本の苗が生き残っています。
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カルメン玉は「Ferocuctus diguetii "carmensis」ですが、「Ferocuctus diguetii(Web,)Br.&R.」は紫禁城を表しています。
つまりカルメン玉は、フェロの中でも紫禁城に近い種類であると思料しております。

原色サボテン辞典によりますと、カルメン玉は最終的には単幹で球体の径40cm、高さ80cm程になるとされ、巨大な紫禁城に比べればやや小ぶりのサボテンになります。

これらの三苗について少し気になっているのは、成長点付近の刺色が赤く染まっていること。ネット上に掲載されているカルメン玉はかなり小さなものでも球体を覆う刺はすべて褐色で、このような赤い刺は見かけません。この赤刺はやがて退色して褐色になって行くのですが、それで良しとするのか、それとも他の赤刺種(神仙玉等)の血が混ざっているのかもう少し育てて判断したいと思っています。

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マミラリア属の「マルコシー」

今日のブログはマミラリア属の「マルコシー」について。
2013年に単頭の株を入手し、それが三年後には群生株に育ちました。2016年4月の時点の姿です。整形のために特に子株の剪定などを行うことなく、このような美しい群生株に育ちました。
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しかし良いことは永続きません。この数年後に主頭及びその周辺に腐りが入り、群生株は崩壊。救済のため、周辺の子株を切り離し挿し木しました。

そのうちの一本の現在の姿です。この子株も成長とともにどんどん子株を吹いて、親株を彷彿とさせる群生株になっています。クローンですからそうなって当たり前なのでしょうが…。
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このマルコシーというサボテン、群生になることが大変好きなようです。マミラリアの群生と言えば、油断をすると中心部に腐れが入ってくるという難点があります。特にこのマルコシーは軟質サボテンでその傾向が強いのかもしれません。
水はけのよい用土に植え込み、水遣りを辛めにして恐る恐る育てています。

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カメのような歩み;精巧丸と銀牡丹

ペレシフォラに属している二種のサボテン、「銀牡丹」と「精巧丸」。いずれも硬質サボテンで成長が極めて遅いです。

<精巧丸> 二本の苗を維持しています。実生7年生ぐらいだと思いますが、直径は3cm程度。名前も姿も精巧殿に良く似ていますが、こちらの方がゲジゲジの大きさが大で、よくよく見ると不気味です。
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<銀牡丹> こちらは7年生の実生苗が三本。群生株はガッテンさんからのものです。実生苗の大きさは3.5~4cm程度。
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これらのサボテンは焦っても損するだけ。相手のペースに合わせ、植え替えも2~3年おきで、水遣りも緩慢にしています。
水膨れしない硬質サボテンのためか、いきなり腐って昇天することもなく意外と丈夫です。
開花はしますが、苗の数が少なく開花が合うことが難しいです。交配によらず、子吹きで数を増やしてゆく計画です。

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メロ達を室内に

本来今年の冬のメロ達の越冬は、「断水」+「陽光に良く当てる」の二段階作戦で乗り切ろうと考えていました。地球温暖化の傾向で今年の冬も暖かな日が続くと予想していたからです。
しかし、年末年始を過ごしなんとなく近いうちに厳しい寒さがやってくるのでは、と感じるようになってきました。具体的な根拠はなく、70数年生きてきたジジイの直感です。
空振りを覚悟で、新たな防寒対策を即実施しました。といってもメロカクタス/ディスコカクタスのサボテンたちを室内に取り込むだけですが…。

二階のベランダ(南面)に面する部屋を使用します。絨毯の上にビニルシートを敷き詰め、その上に電熱加温シート(サーモスタット付き)を敷いて、さらにその上に植物育成用プラスチック皿を置いて、設置完了。
その皿の上に温室からサボテンたちを運び入れて作業完了です。

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右から「ロンギスピナ」2苗、「層雲」2苗、「バイエンシス」3苗、「青嵐雲」1苗、「グラウセッセンス」双頭一苗、「ギガンティア(ディスコカクタス)」2苗。
この場所はベランダの手すり以外に陽光を遮るものはありません。冬場の日照時間は4~5時間程度と推定しています。
電熱シートの温度は20℃に設定しています。温度が20℃以下になると加温を開始します。晴れの日の日中は陽光により床面の温度は20℃を超えるのでヒーターは入りません。
これでこれらメロ達の寒さ対策は完全です。厳寒時に停電にならない限りは生き延びるはず。考えようによっては温室内に置いてある寒さに強いサボテンたちより安全です。

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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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