生物淘汰の過渡期なのかも
Netflix (ネットフリックス) で 『死役所』 なるドラマを流しながら、あまり頭を使わない作業を家でしていたのですが、不妊治療の末、ようやっと妊娠したものの胎盤早期剥離だかによって胎児死亡という一話があったのですが、それ見て思ったんですよねぇ。
無性に子どもが欲しくてたまらない人というのがいるのは知っていましたが、そんなに子どもが欲しかったのなら何故もっと早く妊娠出産しようと思わなかったのか? って。
高年になればなるほど妊娠率は下がり、流産率や早産率は上がり、又、産科異常率(胎児の染色体異常や低体重、妊娠中の母体トラブル=妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病など、出産時の異常=陣痛促進剤や帝王切開などの処置が必要)が上昇しますよね。妊娠中の母体搬送数も上がります。40歳以上は特にハイリスク。
*日本産科婦人科学会ホームページより
どこかで聞いたことがあるような説が、使わない臓器は、不要な物と身体が認識し淘汰される、という説。
日本人女性が一番罹患率が高いのは、乳がん。日本女性の9人に1人が乳がんにかかるようになったとも言われています。罹患するだけならまだしも乳がんによる死亡者数は増加していっているんですよね。私の周囲にも幼稚園や小学生のママさんだったりしましたが乳がんで亡くなっている方を数人知っています。
驚くべきことに、乳がん罹患リスクと初産年齢って密接な関係がありますよね。
*JACC Studyより
乳がんの原因ははっきりとは確定していないそうですが、エストロゲンが乳がん細胞を増殖させる働きをすることが知られています。生理中はエストロゲンが多量分泌されるので、月経回数が多いほど乳がん細胞を増殖させるのではないか、妊娠出産経験のない人が増えた為ではないかとか推測されています。いずれにしろ怖い話ですよね。
JACC Study によると、初産年齢が25歳未満の人を基準として、乳がんに罹患する危険性を計算したところ
初産年齢が25歳から30歳未満、 1,02倍
初産年齢が30歳から35歳未満 1,99倍
初産年齢が35歳以上で初めて出産 2,12倍
という結果が出ました。また、”初経年齢、閉経年齢に関しては、乳がんの罹患との間に統計学的に有意な関連は認められませんでした。” との事。
同様に、日本乳癌学会でも ”出産経験のない人は,出産経験のある人と比較してホルモン受容体陽性の乳がん発症リスクが高いことは確実です。初産年齢が高い人では乳がん発症リスクが高く,初産年齢が若いほど乳がん発症リスクが低いこともほぼ確実です。”
と公表しています。また、乳がんと同様に子宮体がん も妊娠出産経験がなくエストロゲン分泌期間が長いほど高リスクです。J・メンケン氏がサイエンスに発表した論文によると、やはり結婚をしてから出産という意識があるからかどうしても結婚年齢と生涯不妊率の関係性があまりにもお見事です。(ーー;
晩婚で子どもが欲しい!となったらやはり年齢があがるほど自然妊娠率は劇的に下がっていくので、どうしても不妊治療ということになってしまいますよね。数多くの不妊治療を施しているとある産婦人科の先生によると、”不妊治療をしても42歳を過ぎると数%しか成果がでない” そうです。さらに母体のみならず胎児ちゃんにも先天性のリスクも高まり、やはり妊娠出産は早めにしといた方がいいのかなぁと思います。
妊娠出産をしていなかったり、初産年齢が高いほど乳がんリスクが高くなると先ほど話しましたが、その乳がんの治療でホルモン療法をしたり、また、不妊治療で排卵誘発剤を使ったりすることによって子宮体癌リスクが高まるという結果が出ていることを若い女性は知っておくべきだと思います。
妊娠出産経験がなかったり、妊娠出産回数が少なかったり、また糖尿病や肥満などの人などでも子宮体癌リスクは高まる事が分かっています。
これでは、折角バリバリ働いてキラキラ女性として世を謳歌して、そろそろ結婚でもしようかなっと30代後半や40代になって結婚したとしても、子どもが欲しい場合は不妊治療となる確率も高いですし、また胎児や母体のリスクも高く、更に乳がんや子宮体癌リスクも高くなっていて全く踏んだり蹴ったりですよね。
女性が妊娠出産しない、というのが当たり前の世の中になれば、それに応じて身体も適応し進化していくのだと思いますが、(と、言うよりも、妊娠出産をしない者や出産が遅い者は不要な臓器を持った生物として乳がんや子宮体癌を患い淘汰されその種が消えていき、それと同時に、妊娠出産をしなくても平気な種のみが生き残るのでその種で地上が満たされることになるので、それを進化といえば進化ですし、淘汰といえば淘汰なのかもしれませんが) とにかく、今は未だその過渡期ですよね。このまま自然に任せ、妊娠出産せずとも生き残っていける種のみが繁栄する世の中になるまで頑張ってその時期を待つ、という選択肢もありだと思います。
そうなりますと、最終的には試験管で人工的受精させ、胎児育成装置みたいので育て生産された子どもが、じゃんじゃん登場してくるのが当たり前になるのかもしれません。女性の身体の負担が全くなく、大好きな仕事も続けられる♪ どうしてもあの人の子どもが欲しい!となったら髪の毛一本でも何とかして手に入れれば子どもを作ることが出来るようにもなるかもしれません。
そんな御手軽に子どもが手に入るとなると、今でさえ子どもに対する虐待やらなにやらで殺されている子どももいますが、尚更、子どもの命を軽くみて、邪魔になったら捨てるとか消すなどが当たり前になってくるような気もします。
まして子どもはペットでも何でもないですし、自分の思い通りに都合よく動いてくれるなんてこともありませんので、子どもが出来れば全て解決♪ 幸せ♪ なんてことにはならないと思うのですが、でなけりゃぁ子育て相談なんて存在しませんわなー。
ペットだって、保健所に沢山持ち込まれ殺されていますし。
で、理想として思い描いていた生活と全く違う現実に突き当たり、結果的に捨てられたり消されたりする子どもが増えるようになったとして、そうなると、そこで飛び出す標語が、”工場生産された子も大切な一つの命です。命を大切に!” とかの運動が始まったりもするのかもしれません。知らんけど。
まぁ人間の場合は、とても育てきれない!っと児童保護施設に預かってもらうという手がありますけれどね。
そういえば、人工的に培養されたヒトの脳を模倣する脳オルガノイドに眼杯が形成され60日以内に視覚器として成熟した、なんて記事がNewsweekにありましたし、人工授精などというものすら必要じゃなくなるかも。ロボットではない普通の生身の人間を、そうですねぇ誰の子どもかわからない子どもを、国にとって必要な人数だけ工場生産することができるようにもなるかもー。知らんけど。
それか、結婚するしないに関わらず、少なくとも一人目はどんなに遅くても20代の内に出産しておけば自然な本来の生物の理に少しは叶った生き方が女性はできるようなので、早めに出産をし、子ども出来なくて悩み苦しんでいる人いるのだからそういう人に新生児を託すというのもありなのかなと思います。出来れば、自身の健康の事を考えるなら一人ではなく数人産んだ方が良いでしょう。
まぁ、結婚とか妊娠出産とかなんかよりも働きたい女性が多いのでしたら、年金システムみたいな感じで、10代後半から20代で自身の健康の為に子どもを生み、バリバリ働いている年上の女性でそろそろ子どもが欲しいなぁ~って思っている人に養子として出す。このサイクルで循環していけばよいのかな~な~んて思ってしまった。
と、なると、精子取引がSNSで流行っているみたいですが、今度は新生児取引がSNSで流行ってくるかもしれませんね。『〇月〇日、出産予定日で~す。診断では健康で元気な男の子で~す! 可愛がってくれる方なら誰でもOK!』みたいな。
あっ、でも日本乳癌学会によると、”授乳経験のない人は,授乳経験がある人と比較して乳がん発症リスクが高いことは確実です。授乳の期間が長いほど乳がん発症リスクが低くなることも確実です。” だそうなのでやはり1歳過ぎてから養子に出した方がいいのかもしれません。って、その頃にはもう可愛くて仕方なくなっている方が大半のような気がしますが。
でも待ってください、実際に母乳で育てた事のある人ならわかると思いますが、母乳だけで十分足りるようになるまでの期間は母子共に特に大変で、更にその後も、母乳育児ってはっきり言って人工乳で育てるよりもずっ~と大変です。絆は深まりますけどね。で、母乳育児だと働いている人だったら仕事が、学生だったら勉強を、続けるのは非常に困難な状況になると思います。自身の体力的な面も含めて。やれない事はないですけれどね。
だとすると、卒乳してから子どもを養子にだすとなると、その間の女性のキャリア形成に傷が残りますよね。んん~、ということはやはり授乳はせず出産したら即その子どもを欲しがっている年上の不妊女性にあげる、そして子どもを数人産むことで自身の病気リスクをカバーするしかないのかなぁとか思ったりもします。
えっ!? ピル飲んでるからエストロゲン暴露から護られてるって? あーそーでっかーーー。そりゃ失礼しました。ピルも薬ですけれどねー。わしゃもう知りまへん。
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