生活保護よりお得!?刑務所の魅力に高齢者が殺到する理由
刑務所作業製品の展示即売会をショッピングモールなどで見かけると、驚くほど多様な商品が並んでいます。精巧な作りの桐箱の小物入れ、家具、革靴、バッグ、さらには折り紙や写経の写し帳まで。その品質は驚くほど高く、まるで「刑務所の職人展」かと思うほど、、職人に学んだ成果が表れていてどれも立派な仕上がりです。値段も「100均」ではなく、数千円から数十万円の幅広さ!なんだか本気度が伝わってきますね。
犯罪に手を染めた人々は、さまざまな背景を持っています。貧困や不遇な環境の中で育った人もいれば、他者の策略にはまり込んだ人もいるでしょう。また、感情の制御方法を知らず、衝動的に暴力に訴えてしまう人もいます。そうした人生の選択が、犯罪に結びついたことを考えると、胸が痛みます。しかし、全ての不遇な人が犯罪に走るわけではないのも事実です。ここに、私たちが深く考えるべき課題があります。罪を犯した人たちは、その行為の結果として刑務所に入りますが、そこで与えられる手厚い教育や訓練は、果たして社会の公平性をどう映し出しているのでしょうか。
法を守って真面目に暮らしている子どもたちは、金持ち家庭でない場合は学びたくても奨学金という借金を背負って知識や技術を習得します。もしくは親が健康を害するほど働いたり借金をしたりなど苦労して学費を支払うしかありません。一方、犯罪者は刑務所で無料で専門的なスキルを学ぶことができる。この差は「法を守り社会の中で努力すること」と「法を犯した先に得られる恩恵」の間に存在する矛盾を露わにします。再犯率が50%近くあるという現実は、刑務所での技術訓練が彼らの人生にどの程度寄与しているのかを疑問視させますが、一方で、刑務所が新たなチャンスを提供する場所であることも否定できません。
加えて、刑務所内の規則や待遇も時代と共に変わりつつあります。今年の4月から、全ての受刑者を「さん」付けで呼ぶことが義務付けられました。さらに、号令に従った行進も廃止され、懲役刑と禁錮刑まで来年6月には消えるとか。刑務所での生活がより快適になっていくこの流れは、社会にどう影響するのでしょうか。いやはや、規則正しい生活に3食付き、手に職も身につけられる刑務所ライフがますます快適になりそうです!現に、学校給食よりも刑務所の食事の方が断然豪華ですものね♪
果たして、これは受刑者にとって本当に再生の場となるのか、それとも居心地の良い場所として戻ってくる原因となるのか。特に高齢者にとっては、生活保護よりも刑務所での生活が安心で充実したものに見える現状は、私たちに高齢者福祉や社会保障制度について改めて考えさせます。薬も手術も介護も無料で受けられるのですから、特に身寄りのない高齢者には天国みたいな場所かもしれませんね。同じ受刑者仲間と一緒に過ごせて孤独にもならず、社会の外れに追いやられることもない。BBC NEWS JAPANでも「日本で高齢者の犯罪が止まらない。65歳を超えた層による犯罪の比率はこの20年、上昇の一途をたどってきた。」と報じられたりもしていましたね。
結局のところ、日本の社会が「貴族と底辺が暮らしやすい国」だという皮肉は、現代社会の制度の歪みを映し出しているように思えます。さて、私たち真ん中の人々はどうするべきでしょうね?この現実をどう受け止め、変革していくべきか深く考える必要があるのではないでしょうか。
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