蒔かぬ種は生えぬ

9月に入りました。まだ日中の最高気温は30℃を超える日もありますが、朝夕の涼しさに秋の気配を明確に感じることができます。この時期は、一年のうちでも最もメセン類の種まきに適した時期でもあります。春からワインセラーにため込んでいた種子を一斉に播種しました。

7センチプレステラ鉢の4部目ほどにサボテン用土を入れ、その上4部ほどに腐葉土を重ねます。さらにその上にマグアンプ細粒をパラパラと蒔きます。
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さらにその上に芝目土(赤玉細粒)を1部程重ねます。この状態で種をまきますので表面が平らになるよう均します。用土の高さは鉢の9分目ほどにします。これからメセンの幼苗が出てくる時期は秋から冬になって太陽光が傾いてきますので、深い位置に陽が当らなくなるのを避けるためです。P9030390.jpg

丁度この日は雨の予報が出ていましたので、露天にさらしておきました。
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翌日、用土は雨に当たり丁度良い湿り具合になっていました。23種の種子を蒔きますので24鉢用意しました。
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播種に先立ち、用土表面をアルコール消毒します。
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いよいよ播種作業です。細かな種子が多いので神経を使う作業です。均一になるよう、また取り残しの無いよう作業しました。残念ながら作業の画像は取れませんでした。
播種後、念のためベンレート水溶液で再び消毒しました。

住居二階の窓際に配置しました。当面レースのカーテン越しの陽光があたります。P9040006.jpg

各鉢は腰水状態にしています。一応下面にはヒーターを設置しており、冬季には最低温度が20℃になるよう設定できます。
今回蒔いたのは、リトープス、ディンテランサス、ギバエウム、ディディマツス、コノフィツム、プレイオスピロス、ラピダリアなど。入手先は自家採種、ヤフオクなどです。
「蒔かぬ種は生えぬ。」といいますが、これからの日々どのような発芽、成長がみられるか楽しみがまたいくつか増えました。

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Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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