さかさ星:貴志祐介著
気が付いたら、またまた貴志祐介さんの小説です。
で、今回もいつもどおりメッチャ怖い内容でした。
とはいえ、今までとは違って、怨念が原因となる魑魅魍魎が登場、百鬼夜行の様相を呈した呪われた館で、その怨念を静めるため陰陽師までが関与するという、いわゆる夢枕獏的なストーリー仕立てでした。
加えて、呪いの無声映画まで登場し、その展開はまるで「リング」を彷彿とさせ、「黒い魔女」やら「白い魔女」、呪物である「河童の木乃伊」に「幽霊画」、「髑髏杯」などなど、禍々しいもののオンパレードです。
―あらすじ―
戦国時代から続く名家・福森家の屋敷で起きた一家惨殺事件。死体はいずれも人間離れした凄惨な手口で破壊されており、屋敷には何かの儀式を行ったかのような痕跡が残されていた。
福森家と親戚関係の中村亮太は、ある理由から霊能者の賀茂禮子と共に屋敷を訪れ、事件の調査を行うことになる。賀茂によれば、福森家が収集した名宝・名品の数々が実は恐るべき呪物であり、
そのいずれか一つが事件を引き起こしたという。賀茂の話を信じきれない亮太だったが、呪物が巻き起こす超常的な事象を目にしたことで危機を感じ始める。さらに一家の生き残りの子供たちにも呪いの魔の手が……。
一家を襲った真の呪物は? そして誰が何のために呪物を仕掛けたのか? 数百年続く「呪い」の恐怖を描く、待望の長編ホラー。(本紹介文より)
途中、月震という若い白人美女の霊能者が現れ、信頼していた霊能者の賀茂禮子の助言について間違っていると告げ、その理由をもっともらしく説明され、どちらが本当のことを言っているのか分からなくなる亮太。本当の味方はどちらなのか。。さらに、もっと強大な力を持った霊能者の登場も予見され一家滅亡の危機が間近に迫ってきます!
果たして亮太は、福森家の生き残りの子供たちを救うことが出来るのか!?
とにかく、面白かったんですが、なかなか読み進まなかったんです。
本の厚みはいつもどおりくらいだったのに…
で、ページ数を確認したらなんと600頁もありました!
つまり、紙が薄いんですね。なので、一緒に2枚めくってしまうことが多く、話が繋がらなくて気づくという。。(^^!)
賛否あるようですが、私的には面白かったです。
呪物や歴史上の忌々しい出来事を語る時のもっともらしい説明など、相当に詳しく下調べしたことが伺えましたし、展開の速さやテンポの良さが全く飽きさせることなく最後まで読み切らせてくれました。
では、題名にちなんで、David Byrneの”Hanging Upside Down”を♪
コメントの投稿
akakadさんこんにちは!
そうですねー
ラテン風味の軽快さで、とても聴きやすい楽曲に仕上がってますね。
ギターも弾き方に加えてセミアコだからでしょうか、とてもマイルドな印象です。
個人的にはこの曲の収録されたアルバム「uh-oh」が、彼の作品では一番好きです♪
ラテン風味の軽快さで、とても聴きやすい楽曲に仕上がってますね。
ギターも弾き方に加えてセミアコだからでしょうか、とてもマイルドな印象です。
個人的にはこの曲の収録されたアルバム「uh-oh」が、彼の作品では一番好きです♪
No title
とても聞きやすい曲です
華やかさと軽さを意識して作られてるように感じました
ギターをジャカジャカしてもハードになりすぎないように気を使ってるように見えます
華やかさと軽さを意識して作られてるように感じました
ギターをジャカジャカしてもハードになりすぎないように気を使ってるように見えます
SIN=KAIさんこんばんは!
ホラー映画、実は大の苦手なんです(><)
映像は、リアルすぎてビビりの私には刺激が強すぎます(^^!)
そのくせ小説は読んじゃうんですよね~
ホラーで一番記憶に残っているのは、やっぱり「リング」でしょうか。。
あれ、米国版の映画も観ましたが、やっぱ怖かったです!
日本人の描くホラー作品は、確かにおどろおどろしくて
海外物より怖いかもしれませんね。。
映像は、リアルすぎてビビりの私には刺激が強すぎます(^^!)
そのくせ小説は読んじゃうんですよね~
ホラーで一番記憶に残っているのは、やっぱり「リング」でしょうか。。
あれ、米国版の映画も観ましたが、やっぱ怖かったです!
日本人の描くホラー作品は、確かにおどろおどろしくて
海外物より怖いかもしれませんね。。
No title
こんばんは。
ホラーは映画なら見ていますが、本と成ると読んだ記憶が有りません。
とは言っても推理小説のような面白さが有りそうなストーリーですね。
実際に映画化がされた時は、見たいと思うかも知れません。
じめじめととした質感の呪いとか怨念の世界を描くのは、日本人が向いている気がします。
ホラーは映画なら見ていますが、本と成ると読んだ記憶が有りません。
とは言っても推理小説のような面白さが有りそうなストーリーですね。
実際に映画化がされた時は、見たいと思うかも知れません。
じめじめととした質感の呪いとか怨念の世界を描くのは、日本人が向いている気がします。