パパの柿の木がくれたもの 日航機事故遺族の絵本、7月に舞台に

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安井健悟
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 1985年8月の日航ジャンボ機墜落事故で夫を亡くした女性が家族を題材に作った絵本「パパの柿の木」が今夏、ミュージカルになる。

 今月中旬に配役オーディションがあり、本番に向けた練習も始まる。5日には、大阪府内で絵本の読み聞かせ会が開かれた。オーディションを受ける予定の子どもら約60人に、作者の谷口真知子さん(74)=同府箕面市=が語りかけた。「どんなにつらいことがあっても、頑張っていれば笑顔になれると信じて、生きて欲しい」

 ミュージカルを企画したのは、大阪府茨木市で劇団を主宰しつつ、ダンススタジオを営む小野達也さん(42)。絵本に感動し、「舞台にして表現の幅を広げたい」と考えた。絵本のイラストを描いた男性と知り合いだった縁もあり、谷口さんに企画をもちかけた。

 谷口さんの夫・正勝さんは…

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