キーウ近郊に410人遺体、市民か 各国からロシアの戦争犯罪問う声

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根本晃 ワシントン=望月洋嗣 クラクフ=遠藤雄司
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 ロシア軍によるウクライナ侵攻をめぐり、ロシア軍から解放された首都キーウ(キエフ)近郊で、一般市民とみられる多数の遺体が見つかった。ウクライナの検察当局は3日、少なくとも民間人410人の遺体を確認したとしており、ロシア側の戦争犯罪を問う声が国内外で急速に高まっている。ロシア側は関与を否定している。

 ウクライナのベネディクトワ検事総長は3日、キーウ近郊の解放された地域から民間人410人の遺体をこれまでに運び出したとフェイスブックに投稿。うち140人については検視を終えたとした。ベネディクトワ氏は、ロシア軍による戦争犯罪の証拠集めの捜査を進めているとし、「国内外の法廷で(加害者たちに)責任を負わせると強調しておく」とした。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は3日に放送された米CBSのインタビューで、ロシア軍が首都近郊ブチャなどで多くの民間人を殺害したとされることについて「ジェノサイド(集団殺害)だ。これは国とすべての(ウクライナの)人々を消滅させる行為だ」などと述べた。一方、事態の打開に向けてロシアのプーチン大統領に首脳会談を改めて呼びかけた。

英首相「プーチンの戦争マシンを飢えさせる」

 犠牲者は一般市民にとどまら…

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この記事を書いた人
根本晃
イスタンブール支局長|中東・欧州担当
専門・関心分野
国際政治、トルコ、ガザ、ウクライナ、語学
遠藤雄司
国際報道部・業務担当次長
専門・関心分野
アフリカ情勢、紛争、災害、事件
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    服部倫卓
    (北海道大学教授=ロシア・東欧)
    2022年4月4日9時39分 投稿
    【視点】

    これはきわめて重い事態であり、重大な結果をもたらすことになろう。 開戦当初、欧米はプーチン政権を追い詰めて打倒する決意も見せていた。しかし、その後ややトーンダウンし、3月末頃には、WITH PUTINという不快ながらやむを得ない未来も見据

    …続きを読む
  • commentatorHeader
    パトリック・ハーラン
    (お笑い芸人・タレント)
    2022年4月4日13時32分 投稿
    【解説】

    100%ロシア軍による戦争犯罪が起きているとしても、ICCでプーチンが裁かれるのはほぼ0%と見る。ロシアもウクライナも(ちなみにアメリカも)ICCの創設条約を批准していない。訴追できるほどの証拠が集まったとしても、ICCは被告人欠席の裁判が

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