ギャツビーと月城かなとの夢の出会い 宝塚演出家・小池修一郎が称賛

有料記事宝塚歌劇団

河合真美江
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 宝塚ファンは心待ちにしていた。やっと、ギャツビーたち月組のみんなに会える――。宝塚大劇場兵庫県宝塚市)で7月22日に開幕した宝塚歌劇団の月組公演「グレート・ギャツビー」。新型コロナの影響で29日から中止されていたが、8月19日に再開予定と発表された。脚本・演出を手がける小池修一郎が初日の終演後、各紙の記者を前に語ったのは、ギャツビーを演じ、めざましく成長するトップスター月城(つきしろ)かなとの魅力だった。

 「演技の熟成度、役者としていかに優れているかを(月城は)示してくれたと思う。歌い手としてもすばらしい表現力がある。宝塚の男役をよくぞ志してくれた」。小池は目を細めて語った。

 月城は2009年入団の95期生。最初に配属された雪組では「銀二貫」「るろうに剣心」など和物を中心に端正な役作りで注目を集めた。17年に月組に組替えすると、おかしみをたたえた役柄でも躍動し、昨年8月にトップスターに就いた。

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 わずか1年。和物の名作「川…

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この記事を書いた人
河合真美江
文化部|宝塚歌劇・文芸担当
専門・関心分野
女性の生き方、宝塚歌劇、グリーフケア