「ギャツビー」初演の元宝塚トップ杜けあき 生き抜いた男の美学とは

有料記事宝塚歌劇団

聞き手・河合真美江
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 「グレート・ギャツビー」は、アメリカの作家フィッツジェラルドの20世紀を代表する名作です。映画にもなっていてよく知られた作品ですが、宝塚歌劇団月組の再演を控え、改めて注目されています。1991年の初演でギャツビーを演じた元雪組トップスターの杜(もり)けあきさんに、当時の思い出や再演する月組へのエールを聞きました。

 「グレート・ギャツビー」は、豪邸に住む謎の男ギャツビーが人生をかけて愛するデイジーと再会し、悲劇の運命を生きていく物語。月組公演は宝塚大劇場で7月22日~8月22日、東京宝塚劇場で9月10日~10月9日の予定。

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 アメリカの明と暗を感じさせる作品です。脚本・演出の小池修一郎先生とは処女作「ヴァレンチノ」(86年)でご一緒させていただいていて、共通するニュアンスは受け取っていました。

 相手役の鮎(あゆ)ゆうきさんが絶世の美女で、デイジーという誰もがあこがれる役にぴったりの方でした。ギャツビーも自分に合っている役だなとうれしかったのを、第一印象として覚えています。

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この記事を書いた人
河合真美江
文化部|宝塚歌劇・文芸担当
専門・関心分野
女性の生き方、宝塚歌劇、グリーフケア