ファミチキにみる値上げ後の「価値」 専門家も予想外のインフレ加速

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北川慧一 末崎毅
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 総務省が21日発表した2022年度の生鮮食品をのぞいた消費者物価指数は、前年度より3・0%上がり、41年ぶりの高水準となった。専門家の多くが予想できなかった歴史的な物価高。企業も対応に追われた。

 コンビニ大手ファミリーマートの細見研介社長は12日に開いた決算説明会で、歴史的なインフレとなった1年間をこう振り返った。

 「円安や原材料、エネルギー価格の暴騰が相まってインフレが加速した。一部商品の価格を改定せざるを得なかったが、『価格を上回る価値』という商品開発を心掛けて、環境の激変に対応してきた」

 看板商品のファミチキはタイ産鶏肉など原材料の上昇で2回値上げし、税込み180円から今や220円に上がった。コーヒーやジャンボフランクも値上げした。

それでも、好調

 それでもファミチキなどは好…

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この記事を書いた人
北川慧一
経済部|労働キャップ
専門・関心分野
労働政策、労働組合、マクロ経済