プリプリの「エビ」、実は植物素材 「アレルギーの妻と」きっかけに

有料記事

池田孝昭
[PR]

 電子部品製造のイビデンの子会社「イビデン物産」(岐阜県本巣市)が、植物性の素材で、プリプリの食感とまが玉状の見た目を再現した代替エビ「サステナブルEBI」(仮称)を開発し、5月末に販売を始めた。きっかけは「甲殻類アレルギーのある妻に、エビを食べさせてやりたい」という社員の一言だった。

 イビデン物産は、カップ麺の具や、ふりかけなどに使われる乾燥食品のメーカー。昨年4月、「家族で一緒にエビを食べたい」という社員の一言でプロジェクトが立ち上がった。「海がない岐阜で、海のものを作りたいという開発者の思いもあった」と久保修一社長。

プリッとした食感とかみごたえ「他社はまねできない」

 原料は、エンドウ豆由来のた…

この記事は有料記事です。残り845文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません