認知症の早期発見法確立へ、市民1200人の健康データ10年間追跡
松田昌也
血液検査で将来認知症になるかを判定できる――そんな未来を現実のものにするため、北海道江別市や北海道情報大学、島津製作所(京都市)などが連携し、今後10年間にわたって1千人以上の健康データを追跡する共同研究を始めた。
研究は「江別いきいき未来スタディ」で、ボランティアで参加する55~75歳(今年4月1日現在)の江別市民1200人が参加する。年1回の血液検査に加えて、認知機能や身体機能の検査のほか、食生活の傾向や、生活習慣なども継続したアンケートで調べ、今後10年間の健康データを追跡する。研究には、江別市、北海道情報大学、島津製作所のほか、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構、セルフケアフード協議会の5者が参加する。
目指すは血液でのMCI早期発見
研究が目指すのは、認知症の…
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