ネパール出身女子高校生、働くマクドで書いて学んだ敬語 今や教育係

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日比野容子
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 ネパールから来日して4年半。京都府立鳥羽高校4年のパウデル・サンデヤさん(19)が19日、定時制や通信制の高校生が自らの生活体験を発表する全国大会に京都府代表として出場した。片言の日本語すら話せなかった少女が、クラスメートや先生に助けられ、「私は日本で生きていく」と決意するまでの道のりを語り、全国3位相当の厚生労働大臣賞を受賞した。

日本語ゼロからのスタート

 パウデルさんは14歳だった2019年4月、日本で働く両親と共に暮らすため、姉と来日した。京都市立下京中学校に編入したものの、日本語は全くわからず、英語を話せるクラスメートも先生もいなかった。

 「ネパールの学校では、一つの長机と長椅子を5人で一緒に使うんです。日本では一つの机に一つの椅子。一人っきりで座る。めっちゃ、寂しかった」

 学費の負担を考え、働きながら学べる鳥羽高定時制に進学し、英語を話せる先生や日本語学習ボランティアらの支援を受けた。

何度も何度も繰り返す

 1年生の終わりごろには、マクドナルド四条河原町店でアルバイトを始めた。接客の仕事を選んだのは、敬語を学べると考えたからだ。

記事の後半では、全国大会で「3位」となったパウデルさんの「発表」の要旨を掲載しています。“日本に来て、「相手を大切にすること」を教えてもらいました。たくさんの「ありがとう」を伝えたいです”と語っています。

 客には「店で食べますか」と…

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この記事を書いた人
日比野容子
京都総局
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オーバーツーリズム、歴史文化、医療・介護、クラシック音楽、スキー、料理、欧州事情など
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