損保大手4社に業務改善命令 「576取引先の保険で不適切行為」

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女屋泰之
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 損害保険大手4社によるカルテル疑惑で、金融庁は26日、保険業法に基づく業務改善命令を4社に出した。企業や官公庁など計576にのぼる取引先と結んだ保険で、不適切な調整行為が確認された。各社内で問題が認識されていたケースも少なくなく、金融庁は「法令順守意識や顧客本位の観点が著しく欠けていた」と指摘した。

 4社は東京海上日動火災保険三井住友海上火災保険損害保険ジャパン、あいおいニッセイ同和損害保険。大手が一斉に行政処分を受けるのは極めて異例だ。金融庁は経営責任の明確化や、経営管理体制の抜本的な強化を求めた。

 金融庁によると、企業と複数…

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