東海大福岡が劇的逆転で果たした約束 チームを支えた松葉杖のエース

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平田瑛美
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(26日、全国高校バスケットボール選手権 ウインターカップ女子準々決勝 東海大福岡○65―63●大阪薫英女学院)

 東海大福岡が劇的な逆転勝利を遂げ、2年連続の4強入りを果たした。コートに立つ選手たちには、この試合で負けられない理由があった。

 逆転劇は60―63の第4クオーター(Q)、試合時間残り1分足らずからだった。相手ディフェンスがマークの切り替えに迷った隙を見逃さず、浜口ゆず(1年)が残り33秒で3点シュートを決めて同点に。残り4秒で伊東友莉香(2年)が決勝の2点シュートを沈めた。

 浜口ゆずの3点シュートが決まったとき、ベンチで泣きじゃくる選手がいた。

 ゆずの姉で、エースとして今年のチームを引っ張ってきた浜口さくら(3年)。

 足元には、松葉杖があった。12月初旬に右ひざの手術を受け、今大会の出場をあきらめていた。

 早く手術をしないと、この先…

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