JAL機撤去も始まる 全長67メートル、手向けられた花 羽田事故
東京・羽田空港の滑走路で日本航空(JAL)と海上保安庁の航空機同士が衝突、炎上し5人が死亡した事故で、JALが5日朝、炎上して滑走路上に残っていた機体の撤去を始めた。海保機は4日夕から撤去作業が始まっている。
炎上したJAL機は5日朝、黒く焼け焦げた状態で、滑走路をふさぐようにして横たわっていた。白い服を着た作業員とみられる約20人が近くに集まり、はしごで機体に上るなどして状態を確認していた。ショベルカーを使って機体を切り崩し、がれきをトラックで運び出す作業が始まった。海保機があった場所でも5日午前、十数人の作業員がショベルカーを使って機体の撤去作業を進めていた。
滑走路を見渡せる展望デッキには、乗員5人が犠牲になった海保機に向け、花と水が置かれていた。
JAL機はエアバスA350型機で全長約67メートル。警視庁が現場検証を進めていた。事故原因を調査している国の運輸安全委員会によると、海保機から操縦席の音声などを記録した「ボイスレコーダー」と飛行状況などを記録した「フライトレコーダー」、JAL機から「フライトレコーダー」を回収したという。
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