能登半島地震や羽田空港の航空機事故の映像が絶え間なく流れる中で、子どもも大人も心がすり減ることがある。テレビ局も「つらい時は見ないで」と呼びかける。
子どもの様子に変化
能登半島地震の発生から一夜明けた2日。火災や津波で家が失われ、ビルが倒れた被災地の映像を見た6歳の息子が「なんで?」と繰り返し聞いてきた。
京都市の女性会社員(49)は「子どもなりに、怖がっている」と感じたという。息子は、夫と共に地震当日も夜までニュース映像を見続けていた。
2日夜には、羽田空港で飛行機が燃えている映像が目に飛び込んできた。夫婦で話し合い、リビングにあるテレビはいったん消した。夫は、台所などに置いて親だけが見るポータブルテレビで見るようにした。
女性は、「ニュース映像をすべてシャットダウンするのは違う」とも感じる。「見せなければ、例えば飛行機で荷物を持って逃げるのはだめだということも実感できない」
一方、息子は4日朝、珍しく…
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