1日に発生した石川県能登地方を震源とする地震の後、X(旧ツイッター)で偽情報が拡散されている。朝日新聞がSNS分析ツール「ブランドウォッチ」を使って、「人工地震」を含むつぶやきを抽出したところ、地震が発生した1日午後4時から4日午前0時までの間に、約37万件が投稿されていた。
最も投稿数が多かったのが1日午後5時台で、約3万件がつぶやかれていた。このうち、人工的に起こした地震や津波の軍事利用を禁じる国際条約に触れた、「人工地震があり得ないと言う人は、この条約をどう思うのだろう」との投稿が約259万回表示され、多くのX利用者の目に触れた。投稿数の実態以上に影響力があったことがうかがえる。
さらに、この投稿には条約について説明するサイトが添付されていて、この投稿経由で同じサイトが14億回以上閲覧されていた。
無関係なニュースに「便乗」する例も
「人工地震」と一緒につぶや…
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- 【視点】
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