「人工地震」含む投稿37万件 能登地震関連、偽情報拡散の背景とは

有料記事能登半島地震

牛尾梓=ブリュッセル 水野梓
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 1日に発生した石川県能登地方を震源とする地震の後、X(旧ツイッター)で偽情報が拡散されている。朝日新聞がSNS分析ツール「ブランドウォッチ」を使って、「人工地震」を含むつぶやきを抽出したところ、地震が発生した1日午後4時から4日午前0時までの間に、約37万件が投稿されていた。

 最も投稿数が多かったのが1日午後5時台で、約3万件がつぶやかれていた。このうち、人工的に起こした地震や津波の軍事利用を禁じる国際条約に触れた、「人工地震があり得ないと言う人は、この条約をどう思うのだろう」との投稿が約259万回表示され、多くのX利用者の目に触れた。投稿数の実態以上に影響力があったことがうかがえる。

 さらに、この投稿には条約について説明するサイトが添付されていて、この投稿経由で同じサイトが14億回以上閲覧されていた。

無関係なニュースに「便乗」する例も

 「人工地震」と一緒につぶや…

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この記事を書いた人
牛尾梓
欧州総局|欧州連合(EU)担当
専門・関心分野
国際政治、データジャーナリズム、AI、OSINT
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    長島美紀
    (SDGsジャパン 理事)
    2024年1月5日10時58分 投稿
    【視点】

    2020年にコロナのパンデミック発生時にWHOが警戒を呼び掛けた事象に「インフォデミック」があります。「情報(Information)」と、感染症の広がりを意味する「エピデミック(Epidemic)」を組み合わせたこの言葉は、ネットなどで噂

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