東京・羽田空港の滑走路で日本航空(JAL)と海上保安庁の航空機同士が衝突、炎上した事故について、JALの赤坂祐二社長(62)は17日にあった定例の記者会見の冒頭で、事故に遭ったJAL516便の乗客に対し、「大変ご心痛、ご迷惑をおかけしたことを心よりおわび申し上げたい」と述べた。亡くなった海保の5人の職員に対して「心からご冥福をお祈り申し上げます」と話した。
また、事故の詳細については運輸安全委員会の調査や警視庁の捜査に委ねるとした上で、「管制官と航空機のやり取りがアナログ。事故から引き出された教訓に業界全体で取り組む必要がある」と述べ、「ボイス(声)によるコミュニケーションは一つの大きなリスクであることは間違いない」との見解を示した。
516便の操縦席にいた3人のパイロットの証言の公表は避けたものの、「(海保機は)見えていないと言っている」と回答。「航空に対する国民の不安が高まっている。できるだけ早く情報を開示し『それなら大丈夫』と思って頂けるようにやっていきたい」とし、航空業界として早期の原因究明と再発防止に全力を挙げる決意を示した。
「それが亡くなられた皆様へ…
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日航機・海保機の衝突事故
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