世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体が、盛山正仁文部科学相の地元事務所(神戸市)宛てに、教団系の機関誌を毎月無料で発送していることが、関係者への取材でわかった。安倍晋三元首相銃撃事件で教団の高額献金などの問題に批判が高まって以降、受け取り側が機関誌を送らないよう教団側に連絡して発送が停止されたケースが複数あるが、盛山氏側からはそうした意思表示はないといい、先月も送られていた。
機関誌は、教団の友好団体の会員向け月刊誌「世界思想」。毎号に教団創始者の故・文鮮明(ムンソンミョン)氏のメッセージなどが掲載されている。
盛山氏は教団友好団体から衆院選で推薦状を受け取っていたとされる問題をめぐり、「既に関係を断っている」と強調している。朝日新聞はこうした発言と機関誌の受け取りの整合性について事務所に文書でたずねたが、事務所は「朝日新聞の取材には答えない」としている。
新たに盛山文科相と教団側との接点が朝日新聞の取材で明らかになりました。記事の後半では、教団側の思惑や、盛山氏や岸田文雄首相のこれまでの対応について、教団の問題を長年取材してきたジャーナリストの鈴木エイトさんに聞いています。
関係者によると、世界思想は…
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