あなたは大谷翔平選手の話題に関心がありますか? 世論に問うと……
朝日新聞社は全国世論調査(電話)で初めて、米大リーグで活躍する大谷翔平選手のことを取り上げました。2月17、18日に実施した調査がそれです。記者は、世論調査で何を質問するか企画する担当者になったので質問案を練りました。
当初、自民党派閥の裏金問題といった「政治とカネ」に関する質問案を多めに準備していたのですが、同僚から「自分が聞きたいテーマも考えてみては」とのアドバイスを受け、時宜にかなったテーマは何かと探りました。
そこで浮かんだのが、「野球」でした。
いまや、ネットでもテレビでも、大谷選手の話題を報じない日はないといっていいでしょう。シーズン前のタイミングも好機とみました。
エンゼルスからドジャースへの移籍、米プロスポーツ史上最高額の契約、小学校などへのグラブ贈呈、愛犬「デコピン」……。数々の記録を塗り替えるプレーヤーとしての大谷選手だけでなく、その振るまいも注目されています。メディアをにぎわせているけど、世論はどうか。聞く価値があると判断しました。
調査では「アメリカ大リーグの大谷翔平選手についてうかがいます。大谷さんの話題にどの程度関心がありますか」と、関心度を4択で聞くことにしましたが、ここに至るまでの部内の議論は白熱しました。
例えば、期待度を聞くのか、それとも注目度を聞くのか、といった言葉の選択です。野球に詳しくない人でも、大谷選手の話題に興味がある人が多いのではないかとみて、野球そのものの活躍に限らない、「話題」への「関心」を聞く質問にしました。
調査の結果は「大いに関心がある」30%、「ある程度関心がある」46%、「あまり関心はない」18%、「全く関心はない」6%。「大いに」と「ある程度」を合わせた「関心がある」は76%で、4人に3人が「関心がある」という高い割合でした。
男性は「大いに」と答えた人…
【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら
- 【視点】
「40代以上の方が関心があるという結果には驚きました。」とありますが、民放での野球中継が減っていること、スポーツも多様化していることもあり、野球は高齢者層の関心事ということは従来言われてきたことだと思います。 アメリカではその傾向が顕著で
…続きを読む