「横路・小沢合意文書」に鳩山氏ら「やめてくれ」 衆院が口述記録

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編集委員・藤田直央
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 82歳で昨年亡くなった横路孝弘・元衆院議長(元民主党副代表)の口述記録が29日、衆院のサイトで公表された。2009年の民主党政権誕生を後押しした自由党との合併や、衆参で多数派が異なる「ねじれ国会」に対応するための「幻の提案」をめぐる秘話が語られている。衆院事務局が正副議長経験者の口述記録を残す「オーラルヒストリー事業」の第2弾。

 横路氏によると、03年の民主党(菅直人代表)と自由党(小沢一郎党首)の合併のきっかけは、民主党の内紛だった。

 「テロとの戦い」を掲げる小泉内閣は01年11月、多国籍軍を後方支援するために自衛隊艦船のインド洋派遣の承認を国会に要請。民主党は賛成したが横路氏は造反し、処分された。

 「そうしたら小沢さんから連…

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この記事を書いた人
藤田直央
編集委員|政治・外交・憲法
専門・関心分野
日本の内政・外交、近現代史