コロナ「11波」九州・沖縄で拡大なぜ 専門家「まだ増える」懸念

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伊藤隆太郎
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 新型コロナウイルスの「第11波」が全国的に猛威を振るっているなか、特に九州・沖縄での感染拡大が顕著だ。都道府県別の定点1医療機関あたりの新規感染者の報告数は、ワースト5を独占。医療関係者は「感染者数はまだ増える」と警戒感を強めている。

 厚生労働省のまとめでは、最新の1週間(7月15日~21日)の感染者数は11週連続で増加し、都道府県別の定点1医療機関あたりの新規感染者の報告数は、1位は佐賀県の31.08で、2位が宮崎県29.72、3位が鹿児島27.38、4位熊本27.13、5位大分24.02と続く。この週の全国平均は13.62だった。

 福岡県医師会で感染症を担当する常任理事の稲光毅医師は「昨年夏と同じ流れといえる状況」と話す。新型コロナはこれまでも毎年、冬だけでなく夏にも流行してきたのが季節性インフルエンザとは異なる特徴だという。

 なぜいま九州に多いのか。「…

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