給食ない「恐怖の夏休み」 料理研究家・大原千鶴さんの食卓の知恵は

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才本淳子
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 夏休みも半ば、子育てをしている人にとっては給食のありがたみが身に染みる毎日ではないでしょうか。一日三食のごはんや学童弁当、塾や部活のお弁当作りをしている方もいるかもしれません。3人の子育てをしてこられた料理研究家の大原千鶴さんも「恐怖の夏休みだった」と振り返ります。忙しい日々の中で生まれた食事作りの工夫や心のもちようを聞きました。

無駄を省いてシンプルに 料理研究家としての原点

 結婚してすぐに、義理の母の介護が始まりました。そして3人の子育て。長男が生まれた頃から、料理研究家としての仕事も始め、朝から晩まで必死に生きていた気がします。特に夏休みは恐怖でしたね。

 そんな中で、無駄は省いて、できるだけシンプルにおいしくできる料理方法を模索し、何年もかけて経験してきたことが、今の私の料理研究家としての原点だと思います。

 もちろん、作りたくない、作れない時もあります。そんな時は、自分を責めないでお総菜や外食に頼ればいいと思うんです。

 ただ、そればかりだと、お財布も体も疲れてしまう。要領よく、手間なく、無駄なく、家族や自分のために食卓を整えられたらいいなと思います。

キュウリ、トマト……手間をかけずに

 家で食べる毎日の料理は、凝らなくてもいいんです。旬のものを調味料も手間もできるだけ少なくして、シンプルに食べる。切るだけ、炒めるだけ、レンチンするだけ、というように。

 夏野菜でしたら、うちでは…

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