米民主党全国大会は19日、バイデン大統領(81)からハリス副大統領(59)への世代交代と党の結束を強く印象づける演出で幕を開けた。バイデン氏は演説で「米国のために全力を尽くした」との言葉を残し、大統領選からの撤退を英断とみた党員が温かく受け止めている様子が中継された。
演説前には「ジョー(バイデン氏)を愛している」という大合唱が4分以上もやまなかった。バイデン氏が涙を拭う場面もあった。
演説では「民主主義を守る」と繰り返し訴え、トランプ前大統領(78)が権力を握ることへの危機感を強調する演説は、撤退前と変わらなかった。「米国のほかに、世界をリードできる国はあるのか」と協調外交で築いた実績も誇った。
撤退を余儀なくされたが「怒ってはいない」
1時間近くに及んだ演説の終…