引退危機、プロ転向…国枝慎吾の分岐点にはパラリンピックがあった
聞き手・稲垣康介
パラリンピックの車いすテニス男子シングルスで3度の金メダルに輝いた国枝慎吾さん(40)。昨年に引退した後、初めて迎えるパラリンピックへの思いを語った。
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パラリンピックの期間中はパリに滞在し、NHKの「アスリートナビゲーター」を務めます。
車いすテニスの選手としてパラには5度、参加しました。風邪をひかないよう、なるべく人と接しないとか体調管理に神経を使いました。今回は、競技の生の迫力や感動を、どう皆さんに伝えられるかという緊張はありますが、現役時代に比べたら重圧はなく、ワクワクする気持ちの方が強いです。
車いすテニスには健常者と同…
- 【視点】
「現役時代、すごくうれしかったのは、『国枝さんの試合を見て、子どもが車いすテニスを始めたいと言ってきたんです』という話を聞いたときでした」。国枝さん、そう語っています。パリ・パラリンピックの金メダル候補、車いすテニスの小田凱人選手もその一人
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