ハリス氏、トランプ氏の怒り誘う挑発戦略で主導権 討論会に「勝利」

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ワシントン=高野遼 中井大助 ニューヨーク=真海喬生
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 米大統領選の結果を占う大舞台となった10日の討論会。候補者として初めて挑んだ民主党ハリス副大統領(59)の力量に注目が集まっていた。ハリス氏は共和党トランプ前大統領(78)を巧みに挑発して感情的な反応を誘い、議論の主導権を握る場面が目立った。

 約105分間に及んだ討論会では、ハリス氏が入念に「トランプ対策」を練ってきたことが明らかにうかがえた。

 入場すると機先を制して歩み寄り、握手を求めた。6月の前回の討論会でバイデン大統領(81)と握手を交わさなかったトランプ氏は、やや虚を突かれたようだった。

 ハリス氏は発言するトランプ…

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この記事を書いた人
高野遼
アメリカ総局
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国際ニュース
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    パトリック・ハーラン
    (お笑い芸人・タレント)
    2024年9月12日8時30分 投稿
    【解説】

    討論会はハリスの勝ちだったと、僕は見ているがその勝因を一つだけ紹介しよう。 弁論術の一つとして、立場ある人の「権威」を借りて自分の主張を根拠づける技がある。  討論会でハリス氏がこのテクニックをうまく活用した。 ・もと副大統領のディッ

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