米大統領選の結果を占う大舞台となった10日の討論会。候補者として初めて挑んだ民主党のハリス副大統領(59)の力量に注目が集まっていた。ハリス氏は共和党のトランプ前大統領(78)を巧みに挑発して感情的な反応を誘い、議論の主導権を握る場面が目立った。
約105分間に及んだ討論会では、ハリス氏が入念に「トランプ対策」を練ってきたことが明らかにうかがえた。
入場すると機先を制して歩み寄り、握手を求めた。6月の前回の討論会でバイデン大統領(81)と握手を交わさなかったトランプ氏は、やや虚を突かれたようだった。
ハリス氏は発言するトランプ…