京都橘、京都両洋などが全国へ「いつも以上」関西マーチングコン高校
吹奏楽を演奏しながら行進や演技をする第52回関西マーチングコンテスト(関西吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)が23日、大阪市港区のAsueアリーナ大阪で開かれた。
高校以上の部には18校が出場し、金賞のうち京都橘、京都両洋、早稲田摂陵(大阪)、箕面自由学園(大阪)、滝川第二(兵庫)の5校が11月17日に大阪城ホールで開かれる全国大会に進んだ。
代表以外の結果は次の通り(演奏順)。
【高校以上の部】金賞=東海大大阪仰星▽銀賞=大阪学芸、淀川工科(大阪)、近江(滋賀)、四條畷学園(大阪)、市立尼崎(兵庫)、京都廣学館、尼崎双星(兵庫)、常翔学園(大阪)▽銅賞=大阪産業大付、星林(和歌山)、金光大阪中・高(大阪)、龍谷大平安(京都)
歓声と熱気の会場 演奏レビュー、写真と出演者の声
高校以上の部は、マーチングの動きの華やかさだけでなく、音楽的な表現技術の高さも求められる。今年は全国大会に進める代表枠が一つ増えて、「5」になった。
最初に演奏したのは大阪産業大付。6分間を通してジャズの世界を表現した。
「A列車で行こう」など名曲のメドレーで、アクセントを利かせたリズムや、音に余韻を持たせる工夫が見られた。結果は銅賞だった。
続いたのは「オレンジの悪魔」の異名で知られる京都橘だ。入場のかけ声とともにオレンジの衣装の生徒たちが会場に現れると、大きな歓声がわき起こった。
半音の和声進行や和音の重なりの美しさなど、音楽的な表現に磨きがかかっており、定番の「ザ・シング」では走りながら隊列を変えても音がぶれない圧巻の演奏。金賞に輝き、今年も全国大会への切符を手にした。
部長の熊谷心彩(こころ)さん(3年)は「余裕を持って、自信を持って本番に臨めました。楽しかった」。和音やユニゾンの細かい音色にまで意識を持って練習してきたという。
バトンを振るドラムメジャー…
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