屋外空間にコミュニティー 団地の魅力を発信し続け20年
佐藤陽
全国に数多くある団地。昭和のノスタルジーをほうふつとさせることで、若者らの間でブームになっている。その火付け役ともいえる人がいる。団地愛好家の照井啓太さん(38)だ。高校生のころから、団地にハマり、その魅力を発信し続けてきた。照井さんに話を聞いた。
――何がきっかけだったのですか?
団地にハマり始めたのは、高校2年のときです。元々僕が生まれ育ったのは東京都小平市にある社宅でした。そこには「スターハウス」という、上から見ると星形のしゃれた建物がありました。
あるとき、通っていた高校の…