「国民の違和感は9割正しい」 堤未果さんが語る政治課題
自民党の裏金問題、移行時期が近い「マイナ保険証」、日本が世界で初めて承認した「レプリコンワクチン」の定期接種……。国民の多くが腑(ふ)に落ちていない政治課題について、国際ジャーナリストの堤未果さん(53)は、日本の政財界から、世界に影響を及ぼす巨大テック企業や大投資家の思惑にまで斬り込んで分析、発信しています。「ルポ 貧困大国アメリカ」を出版し、自由と正義を掲げる大国が若者を狙って展開する戦争ビジネスの実態を報告したのは2008年。その大ヒット以降も米国と行き来して取材を重ねて主に新書で発表し、発行部数は累計百数十万に達するなどベストセラーを連発しています。20年からは会員制Web番組で国内外の最新ニュースを解説、金の流れと政財界の人事、歴史を読み解きながら真実に迫ります。
――《裏金、新NISA、大増税…カラクリを知り、身を守れ!》そんなコピーとスーツ姿の本人写真が表紙を飾る最新刊の新書が平積みされていました。
政府のやりたい放題が進んでいるのに、国民の知る権利はどんどん失われている。「本当のことを書いちゃって怖くないですか?」と心配する人もいるけれど、圧倒的に励ましが多い。後で歴史が証明してくれるので気になりません。
4月発売の「国民の違和感は…
- 【視点】
堤氏の著書を拝読すると、知らなかったことに気づかされる一方で、ここまで書いてしまって大丈夫?と心配になってしまいます。でも、読者の励ましや応援の念から守られているのでしょう。「X(旧ツイッター)のフォロワー数が一気に7万人減り、投稿が他の人
…続きを読む