【詳報】石破首相、企業・団体献金の禁止に否定的な考え示す

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 与党が過半数割れした衆院選の後の特別国会が11日始まりました。初登院の議員は何を語ったのか。首相を指名する選挙も行われました。新首相・政党幹部らの発言もタイムラインで速報します。

【ノーカット動画】第103代首相に選出された石破茂首相が会見する様子をライブ配信しました。

22:35

石破首相、トランプ氏の政策に「現在予測つかない」

 石破茂首相は記者会見で、トランプ次期米大統領への対応について、「(大統領)選挙中もウクライナガザ、同盟関係についていろんな発言をされていた。就任されてどのような政策を打ち出すかは現在予測がつかない。選挙中の発言を詳細に分析する」と述べた。その上で「(日米の)国益が正面からぶつかってもどうにもならない。相乗的に互いの利益、アジア太平洋地域の平和と安定に資するということをどれだけ提案するかだ。どれだけ譲るとか譲らないとか、ディールの世界に尽きるとは思わない」と語った。

22:30

石破首相、企業・団体献金の禁止に否定的な考え

 石破茂首相は記者会見で、企業・団体献金について「企業・団体も、それが社会的な構成員である以上、政治的な考え方を同じくする主体に対して、寄付をすることは禁じられていない。むしろ、最高裁の判決においても認められている」と述べ、野党が求めている禁止に否定的な考えを示した。

 一方で「それでいいかということでは、様々な議論があるのだろう。企業・団体(献金)のウェートを減らして個人(献金)を増やしていくのか。あるいは上限を設けるということも必要なのか。それぞれがいろいろな考え方を持っているので、それが国民にわかる形で議論し、早急に結論を出すことが必要だ」と語ったが、明確な期限への言及はなかった。

22:10

石破首相、政治資金制度改革に言及「年内にも法制上の措置」

 第2次内閣を発足させた石破茂首相(自民党総裁)が記者会見し、政治資金制度改革について「自民党で速やかに案をまとめ、年内にも必要な法制上の措置を可能とするべく、多くの党の協力を得られるように努力する」と述べた。党所属議員の裏金問題については「おのおのが説明責任を果たすため、政倫審(国会の政治倫理審査会)を含めあらゆる場を積極的に活用するように促していく」と語った。

18:50

国民・玉木氏「慢心や勘違いを深く反省」

 国民民主党の玉木代表は東京・有楽町での街頭演説で、自身の不倫疑惑報道をふまえ、「今日はあえて地べたからやらしてください。選挙中、街宣車やお立ち台の上から訴えをしました。そんな高いところから皆さんを見下ろすような中で演説をし、思いを伝える中で、何か自分の中に慢心や勘違いが起こった。深く反省をしています」と語った。

■林官房長官が閣僚名簿読み上…

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