「実行役は捕まる前提、完全に使い捨て」闇バイト事件 専門家の見方
稲葉有紗
闇バイト問題に詳しい龍谷大学矯正・保護総合センターの広末登・嘱託研究員(犯罪社会学)に横浜市青葉区で住人の男性(75)が殺害された事件について聞いた。
捜査関係者によると、強盗致死罪などで起訴された宝田真月被告(22)は闇バイトに応募し、指示されて駅やコンビニで自身の車に男2人を乗せ、男性宅を襲撃したとされる。
「プロは防犯カメラのある場所に集合させない。車も偽造ナンバーを使う。そういった工作が全くなされていない」と広末さんは指摘する。「強盗は特殊詐欺と違い、欲と度胸があれば体一つでできる。今回は、実行役が捕まることが前提で、完全に使い捨てだった」と推測する。
「再犯に至る負の連鎖」
首都圏で起きている一連の強…
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